致知出版社の藤尾秀昭社長が書いた『小さな経営論』という本の中で、こんなことが書かれています。

天職といういうのは天から職業を与えられるものだと思っている人が多いでしょう。違うんです。天職というのは自分が今やっている仕事なんです。「これが天職だ」と思った瞬間に、その仕事が天職になるんです。

本当に今の仕事が自分に合わないときは、違う仕事が天から舞い降りてくる。何も計らわないのに、自然に違う仕事が舞い込んで来るようになっている。それが人間というものです。

だからみなさんは、「自分の天職は何だろう?」なんて考える必要はない。今、目の前にある仕事に一生懸命、一心不乱、死に物狂いで打ち込んでいけばいいそうしたら人格が磨かれていくんです


これ、めちゃくちゃ共感できます。

先日、あるセミナーの来場者の方から、「今の仕事を天職と思ったのはいつですか? 天職と思って公認会計士を目指したのですか?」という質問を受けました。今の仕事が天職と思ったのは、公認会計士になってから随分と後のことです。独立して何年か経ってからだと思います。

若い会計士の方から相談を受けることも多く、「今の仕事が面白くない」とか、「向いていないんじゃないか」とか言われることがあります。本当に向いていないなら辞めればいいと思いますが、ただ単に隣の芝を見ているのであれば、己の芝を刈るべきです。それが成功への近道ではないかと思います。



小さな経営論
藤尾 秀昭
致知出版社
2011-09-16