公認会計士・税理士受験生向けの雑誌の編集者から原稿執筆の依頼があり、今日脱稿しました。

受験生に向けて、公認会計士の仕事の「やりがい」を伝えて欲しい、という依頼。

二つ返事で引き受けたものの、この仕事の「やりがい」を受験生に伝えるというのは中々難しく、ブログを書くようにスラスラ書けませんでした。そもそも、受験生って、公認会計士の仕事のことをどこまで知っているんでしょうね。「上場企業の財務諸表の監査をする人」ってことは知っていると思いますが、日本の公認会計士の中で「上場企業の財務諸表の監査をする人」って、半分もいないんですよね。アメリカなんて10%もいないんじゃないかなぁ。公認会計士試験を合格したら先ず監査法人で会計監査の実務を学ぶべき、というのが私の考えではあるものの、「公認会計士=監査人」という等式はもはや成り立たない。私も法定監査の現場から遠ざかっている。じゃぁ、「公認会計士って何なの?」って考えると、私なりの結論は「医師」なんじゃないかと。会社を看る医師。

人間を看る医師にも色々な分野に専門化されているように、会社を看る医師も色んな分野に専門化されている。定期診察をする内科医もいれば、外科手術をする外科医もいる。組織の中にいようが外にいようが、公認会計士に求められていることは「会社を健康にすること」なんだろうと思います。そして、それぞれの分野で専門性を磨いていくことが「やりがい」なんじゃないかと思います。

今回の原稿では、そんなことを、もう少し嚙み砕いて書きました。
11月くらいに出版されるのではないかと思います。
出版されたらまたお知らせします。

ここから先は余談。

時々ですが、監査法人から仕事の依頼がきたり、パートナー就任を求められたりしますが、すべて断っています。1億円積まれても断ります。外科医が内科の診断をやらないのと同じです。私の専門分野で私のことを必要としてくれているクライアント様と向き合うことに時間を使うべきだし、それが私の「やりがい」です。私のことを必要としてくれているクライアントがいなくなった時が辞め時なんだろうと思います。