2005年7月4日

私が独立し、事業を開始した日です。12年が経ちました。

アメリカの独立記念日と被っているのはたまたまです。それまで働いてきた会社を6月末に辞め、翌月曜日が7月4日だった、というだけの話。

2年前、こんなことを書きました。ここでも書いた通り、独立してしばらくは波瀾万丈で、たくさんの傷を負いました。思い出したくもないくらい。

高校生の頃から経営者の本を読むのが好きで、流通革命を起こした中内功の本や、食の革命を起こした藤田田の本などは、図書館にあるものは全て読みました。特に私は兵庫県に住んでいましたから、中内功は英雄でした。その影響か、起業する時は、組織化することしか考えませんでしたし、経営とは会社を大きくし、規模の経済を追求するものだと疑いませんでした。

英雄への憧れ、大企業の猿真似、若気の至り。
そして、人生のバランスを崩しました。

人生をやり直すことができるのであれば、起業するときに、組織(コンサルティング会社)ではなく一人(個人)で起業するでしょう。しかし、人生に「if」はありません。悔やまれるけど、悔やんだところでどうなる訳でもない。

ただ、こういう若い時の経験があるから、今、バランスのとれた自由な生活が出来ているのだろうとも思います。12年前の今日、まず一歩踏み出したことで、今があるのだと思います。「だから善しとしよう」と自分に言い聞かせています。


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