出たら買う、橘玲さんの新刊書。
久しぶりに橘玲さんが「人生設計」について書いた本。
毎回、期待を大きく超える内容に驚かされます。
本書は、ざっくり言ってみれば、”理詰めで” 幸福になる戦略が書かれています。
ひとは、以下の「3つの資本」を持っています。
(1)金融資産(不動産を含む財産)
(2)人的資本(働いてお金を稼ぐ能力)
(3)社会資本(家族・友だちのネットワーク)
金融資産を持つことにより、金銭的な不安から解放されて、経済的独立をすることができる。人的資本を持つことにより、自己実現を果たすことができる。社会資本を持つことにより、良い人間関係に充たされることになる。この「3つの資本」を同時に持つことが「幸福」かもしれませんが、3つを同時に持つことは「おそらく不可能」(P51)だといいます(理由は第3章参照)。
では、「3つの資本」をどのように運用するのが最適のポートフォリオなのか・・・、という視点で話が展開されていきます。
結論がごもっとも過ぎて、これまでの橘玲さんの人生設計本ほどの衝撃はなかったものの、そこに至るまでの話の展開は他の本を超えた面白さでした。オススメです。