改訂版を再読。

ロバート・キヨサキ氏は、「投資家」には5種類あるといいます。

1.適格投資家(SECの適格投資家の定義を満たす者)
2.専門投資家(株式トレーダー、証券アナリスト)
3.洗練された投資家(税法、会社法、証券法等を研究している投資家)
4.インサイド投資家(起業家)
5.究極の投資家(ウォーレン・バフェットのような投資家)

そして、ロバート・キヨサキ氏は、「投資家」を目指すのであれば、まずは「4.インサイド投資家」から始めることを薦めます。つまり、ビジネスを立ち上げる。

本書で、「貧乏父さん」(=ロバート・キヨサキの実の父)にはとても手が出せないような高額な投資を、「貧乏父さん」よりも給与が少なかった「金持ち父さん」がどうしてすることができたのか? という話があります。

これは非常に重要な話であり、本書のエッセンスです。

両者の違いは何か。
●「貧乏父さん」は、税金を払ったのお金で資産を買おうとしている。
●「金持ち父さん」は、税金を払うのお金で資産を買っている。

言い換えれば、
●「貧乏父さん」は、「所得」から税金が差し引かれる。
●「金持ち父さん」は、「資産」から税金を払う。

ロバート・キヨサキ氏が、自分のビジネスを立ち上げることを薦める理由はここにあります。

ちなみに、ロバート・キヨサキ氏の「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」では、私たちの働き方を以下の4つに分類しています。
 1.  :従業員(employee)
 2.  :自営業者(self-employee)
 3.  :ビジネスオーナー(business owner)
 4.   :投資家(investor)

これを図解したものを「キャッシュフロー・クワドラント」といっており、図表は「キャッシュフロー・クワドラント」と画像検索すれば、いくらでも出てきます(本書にも随所に登場します)。

この4つのキャッシュフロークワドラントのうち、「E」「S」は税金を払ったのお金で資産を買う人であり、「B」「I 」は税金を払うのお金で資産を買う人です。

そのため、財産を築きたいのであれば「B」「I 」の働き方をした方が良いのですが、いきなり「究極の投資家」(ウォーレン・バフェットのような投資家)になることは出来ませんので、まずは「インサイド投資家」(起業家)からスタートすべきだと思います。

過去にロバート・キヨサキ氏の書籍を読んだことがある方なら「上級編」から読み始めて良いと思いますが、読んだことがない方は先ずは「入門編」をさらっと読んでみることをオススメします。



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