PDCAサイクル


経営活動において、Plan(計画)→Do(実行) →Check(評価)→Action(改善)を繰り返すことによって業務を継続的に改善することを「PDCAサイクル」といいます。

最近、やたらと「PDCAサイクル」という文字を書籍や記事で見かけます。「PDCAサイクル」をグルグルと回そうとか、「PDCAサイクル」を早く回そうとか、そういった内容のようです。

「P→D→C→A→P→D・・・・」と螺旋を描くようにサイクルを回していくことができれば、しかも、それを高速で回すことができれば、業務を改善できるはずです。

しかし、、、

私が「黒字社長塾」を始めてから、多くの中小企業を見てきましたが、そこで感じたことは「PDCAサイクル」を回している会社がめちゃくちゃ少ない! ということ。

非現実的なPlanを立てて終わっている会社、PlanなきDoに追われている会社、CheckもActionもない会社・・・、そんな会社がめちゃくちゃ多い。特に、中小企業で多いと感じるのが、Plan(計画立案)で満足して終わっている会社。経営計画を作り、中長期計画を作り、予算を作るけど、それらは過去の実績、問題点、改善点を反映させたものではなく、社長のマスターベーション、根拠なき熱狂の賜物に過ぎない。そのため、Planが非現実的であり、空想、幻想となっている。中長期計画、予算等が非現実的であり、空想、幻想となっていることから、具体的なDo(実行)のための戦略、戦術、アクションプラン等と紐ついていない。PlanとDoが断絶しているから、「経営」と「現場」が断絶する(もしくは、経営者が「現場」に介入する)。

私は、これが会社の成長を阻害している原因の一つだと思っていますし、成長企業と衰退企業の大きな違いの一つだと思ってます。

本来、Planningは、CheckやActionがあってこそ出来るものだと思います。つまり、Do(実行)したものを、キチンとCheck(評価)し、Check(評価)したものを、キチンとAction(改善)し、Action(改善)したものを、次のPlan(計画)に活かすという具合に。言い換えれば、Checkがあって、Actionがあってからの、Planをすべきだと思います。

ですから、「PDCAサイクル」は、本来は「C」からはじめる「CAPDサイクル」であるべきではないかと思っています。

では、Check(評価)はどうやってやるか。それは、「数字」です。正しい決算書を作成する。正しい財務分析をする。正しい業績評価をする。それをせずに、Action(改善)もPlan(計画)もできません。

マラソンのタイムを伸ばしたいなら、現状のタイムを知らなければなりません。ダイエットしたいなら、現状の体重を知らなければなりません。過去・現状を把握するから、問題点・改善点が分かるわけです。「数字のことは税理士に任せてるから、わしゃ知らん」という社長が少なくないことに驚かされますが、それ以上に、そういう社長がPlanningだけは一生懸命になっていることにも驚かされます。


「PDCAサイクル」は「C」から回す!

ってのが私の考えです。