今日は、黒字社長塾セミナーのアンケート用紙をすべて拝読しておりました。皆様、びっちりと書いて下さっておりました。とても励みになります。


いくつかご質問を頂いてましたので、その中からいくつかを、ここで回答させて頂きます。

(問)「コスト削減」の話の中で、P/Lに計上されていない「見えないコスト」だけでなく、P/Lに計上されている「見えるコスト」の削減もできるという話がありましたが、削減できる「TOP5」を教えてもらえませんか。(大阪市・起業家)

(答)P/Lに計上されている「見えるコスト」には削減できるものもあれば、削減できないものもあります。また、会社によっても異なります。ですから、「TOP5」のようにランキング表示することは難しいのですが、これまでの経験上、直ぐに削減できる可能性が高いコストは、以下のようなものです。
 ●接待交際費、会費費
 ●支払報酬、支払手数料
 ●支払家賃
 ●福利厚生費
 ●消耗品費、備品費、新聞図書費


なお、P/Lに計上されているコストだけでなく、B/Sに計上されているものにも無駄がないかをチェックする必要もあります。例えば、
 ●よく分からない有形・無形資産はないか
 ●よく分からない有価証券(債券等)を保有していないか
 ●よく分からない保険積立金がないか
 ●回収不能な債権が計上されていないか
 ●実在性のない棚卸資産がないか
 ●遊休資産、未稼働資産がないか

などなど。

また、B/Sに計上されていないオフバランス取引(リース契約など)もチェックする必要があります。1つ1つ見ていけば、かなりの無駄が見付かる可能性があります。


(問)P/Lに計上されていない「見えないコスト」の削減策の話の中で、「組織変更」の話と、「部門別会計導入」の話がありましたが、両者をどうやって両立させるのかイメージが湧かなかったため、詳しく教えてもらえますか。(大阪市、支店長)

(答)セミナーの中で、「見えないコスト」を削減するために、「無駄な業務の見直し」「組織形態の変更」「部門別会計の導入」を提案させて頂きました。

「組織形態の変更」とは、会社の身の丈にあった組織の在り方を選ぶべきであり(下図参照)、小規模・中規模の会社が、ピラミッド型組織(機能別組織)を採用すると、コストが増えるだけでなく、セクショナリズムの発生、会議の増加、意思決定の遅延、指示待ち社員の増加などのデメリットも大きくなる可能性があります。

組織変更


「部門別会計の導入」とは、P/Lを部門別(事業別、製品別、サービス別、販売先別、地域別など)に区分し、部門別の業績管理を実施すべきということです。中小企業では、部門別業績管理をやっていない企業が多いのですが、部門別業績管理をキチンと実施しなければ、どの部門が赤字なのか、低収益なのか、不採算なのかが分からず、改善すべきかどうかも分かりません(ある程度「勘」で分かるかもしれませんが)。

で、ご質問の「組織形態の変更」と「部門別会計の導入」をどうやって両立させるのかということですが、両者は別モノとお考え下さい。どのような組織形態であっても、部門別業績管理は実施すべきということです。私のような、一人会社においても、部門別(サービス別)業績管理は実施しています。


(問)1年間(もしくは、短期間)で目標を達成した会社(例えば、黒字化を実現した会社)があれば、どのような考え方、行動をされたのか教えて頂きたいです。自社でも取り入れたいと思います。(愛知県、社長)

(答)1年間(もしくは、短期間)で目標を達成した会社に共通することは、社長自身が、自分で考え、自分で行動したということです。「黒字社長塾と契約したから、1年で黒字になるはずだ」とか、「やれるもんならやってみろ」とか、そういう受け身の考え、態度の社長さんも過去にいましたが、そのような会社が目標を達成できるわけがありません。行動なくして結果なしです。行動を促しても行動してくれない社長さんや、言い訳ばかりする社長さんとは、契約を解除しています。契約前から受け身の考え、態度の社長さんとも、契約をしないようにしています。


(問)武田先生を突き動かしているのは、どんなミッションなのでしょうか?(宮崎県・経理部長)

私のミッションは、「1.経営者を変える、2.会社を変える、3.経理を変える、4.そして世の中を変える」の4つです。このミッションの外に、「人生の目的」、「大切にする人」、「大切にする価値観」、「自分の強み・長所」、「将来の夢・願望」、「理想の人物・人格」などを全て書き出し、毎日読み返し、潜在意識に擦りこんでいます。



なお、セミナー中にお話ししました「コスト削減」の話は、拙著『1年で会社を黒字にする方法』に詳述しておりますので、こちらも参考にして下さい。また質問がありましたら、ブログのコメント欄か私の事務所のHPから遠慮なくご連絡ください。