経営コンサルタントの知人から薦められた本。

おそらく、本書を読んでも、大半の方が「ふ〜ん」で終わるのではないかと思います。しかし、この本は、とんでもないノウハウを開示してくれてます。この本に書かれていることを実践すれば、「年間報酬3000万円」なんてレベルで済まないと思います。

本書は、コンサル系、士業系ビジネスの「原理原則」が書かれていますが、特に、成功への「原理原則」だと思うのが、この一文。

成果を出せるコンサルタントに共通するのは、先に出口であるアウトプットを用意してからインプット、つまり学んでいるってことです。(P55)

言われてみれば当たり前のことですが、この当たり前のことを実行している人はどれだけいるのでしょうか。

ここでいう「アウトプット」とは、(誰も読んでくれなさそうな)パワポのレポートを納品することではありません(そう思っているのでは?? というコンサルタントが散見されますが・・・)。

「アウトプット」とは、顧客に価値を提供すること。この図は、ビジネスの全体像を示してくれてます(P66より)。


価値提供の範囲を最大化する方法


この「アウトプット」(=価値提供)をするために、どのようなビジネスモデルを作ったらいいのかというところまで、かなり詳細に記載してくれてます。第7章は必読です。


ちなみに、私が独立してから、ボロボロになるまで読み込んで、なぞるように実践したのが、この本です。神田さんのマーケティング関連の書籍(特に2000年前後に出版された書籍)は、全て読んだ方が良いと思います。神田さんの本に書かれているダイレクト・レスポンス・マーケティング(DRM)のノウハウと、今回紹介した本に書かれているビジネスモデルを組み合わせたら、無敵だと思います。