池上彰さんが愛知学院大学・名城公園キャンパスで実施した「経済学特講」の計15回の授業を書籍化したもの。15回分ということもあり、全2巻で計800ページ以上あります。

私は大学時代に経済学の授業を受講していませんし、公認会計士試験でも経済学を選択しなかったので、キチンと経済学を学習した記憶がありません。なので、3日程かけて(速読はせず)熟読しました。

さすがの池上彰さん。知識量と分かりやすさが半端ないし、面白い! こんな授業を大学生時代に聴けた方は幸せですね。

経済学の授業といっても、小難しい理論を展開するのではなく、歴史、宗教、科学、地政学といったものが、どうやって経済に影響を与え、人間の営みを発展させたのかを教えてくれます。また、単なる知識の植え付けではなく、考えるキッカケを与えてくれます。

個人的には、中国の「文化大革命」などの政策による中国の失敗の話(歴史編8章)や、国境線をなくしたEUにおいて経済的に様々な問題が起こっているという話(ニュース編4章)は、興味深い内容でした。