友達はそれほど多くない。社会人になったばかりの頃は無差別に人脈を広げていったけど、今は時間管理を優先したい。それでも、出会うべきタイミングで、出会うべき人に出会う。

一緒に仕事をしている公認会計士は2人しかいません。そのうちの一人はTという会計士。学生時代から20年の付き合い。当時はそれほど仲良くなかったけど、10年位前から一緒に仕事をするようになりました。なんで一緒になったのかと記憶を遡っていくと、Kという会計士の存在があります。ある日突然、K氏から「紹介したい人がいる」と電話がありました。指定された六本木のレストランに行くと、Mという会計士がいました。一度食事をしただけなのに、M氏から抱えきれないくらいの仕事を振ってもらい、一気に年収が3倍になりました。人手も足りず、その時に手伝ってくれたのがT会計士。それからずっと、何かあれば手伝ってくれている。一緒に仕事をするようになってから、彼も無類の旅行好き、読書好きであることが分かり、プライベートでも交流を深めていき、今に至る。会う度に、旅行の話と、読んだ本の話が尽きない。知見を広めてくれる数少ない友達。

K会計士があの時、なぜ私に電話をくれたのかさっぱり分からないし、突然の呼び出しにも関わらず、なぜ六本木まで出て行ったのかもさっぱり分からない。でも、これがきっかけで、スティーブ・ジョブズがいう"connecting the dots"(点と点の繋がり)が生まれたのだ。

昨日書いた、”出会うべきタイミングで出会った人”との最初の出会いは5年前になりますが、なんで会いに行ったのかさっぱり分からない。何かに取り付けられたかのようにその人を探して会いに行った。その時に落とした「点」が5年後に「線」となって繋がった。たまたまかもしれないが、この4、5年の間に、点と点が繋がると信じ、それに向かって努力してきたからだと思う。

点がなければ線は書けないけど、点が幾つかあれば線になる可能性はある。仮に今やっていることに意味がないことだと思っていても、いずれはどこかでつながって実を結ぶかもしれない。一日一日、何か足跡を残していくことが、長い歳月の中で新たな歴史となるのではないかと思います。

Again, you can’t connect the dots looking forward; you can only connect them looking backwards. So you have to trust that the dots will somehow connect in your future.
(繰り返しですが、将来をあらかじめ見据えて、点と点を繋ぎ合わせることなどできない。できるのは、後から繋ぎ合わせることだけだ。だから将来、点と点が何らかの形で繋がると信じるしかない。)
(スティーブ・ジョブズ、2005年 米スタンフォード大卒業式講演より)