池上彰さんの知的生産術から何か盗めるモノはないかと思い購入。


■情報収集

情報収集については、特別な情報収集方法があるというわけではなく、アウトプットを意識して(P20)、必要な情報をインプットしているようです。

「忘れてはならないのは、何のために情報収集するのかということです」(P211)。

「何のために」という目的が大事ということです。

「問題意識」を持っていると情報は向こうから飛び込んでくる(P67)、とも書かれていますが、これは私もブログをやっていて同感です。

新聞は7紙(朝日、毎日、読売、日経、中国、朝日小学生新聞、毎日小学生新聞)、雑誌は4誌(TIME、The Economist、FACTA、選択)を購読しているようですが、定期購読以外の新聞・雑誌もいくつか目を通しているようです。

新聞については、「日曜朝刊一面は各紙の特徴が出て面白い」(P54〜)、「私(池上氏)は夕刊の熱心な読者」(P54)、「読んでみて感心する内容だったら、その記者の名前を覚えておくといい」(P61)、「読売新聞の竹内政明さんが担当している『編集手帳』は見事」(P62)などはメモメモ。

本は、かつては年間200〜300冊読んでいいたようですが、最近は年間30冊くらい(P155)。それでも、年間200〜300冊は買っているようです(P156)。本探しはもっぱらリアル書店(P145)、今でもほぼ毎日書店に通っているようです(P164)。仕事場のマンションには優に2万冊を超える本があるとか(P154)。

どこからへ出かけるときは、必ず2冊の本をかばんに入れ(P137)、帰りを遅らせてでも座れる電車に載る(P178)という点は私も同じ(>池上さん、電車通勤ですか??)。

寝る前は、仕事とは違うジャンルの本を読む(P162)という点も、私も同じ。脳をクールダウンさせるために。

アイデアメモは書き損じの紙の裏を使い、スマホのメモ機能などはほとんど使わないとのこと(P131)。ちなみに、私はホテルの枕元にあるメモ用紙を2つ折りにして毎日持ち歩いています。


■情報整理

私が最も知りたかったのは、この部分。

しかし、池上さんの情報整理術は、驚くほどシンプル。とっておきたいと思った新聞の切り抜きを、テーマごとにクリアファイルに入れるだけ(P126)。

その作業を、秘書などは使わずに、自分の手で整理しているということの方に驚きました。
(自分の手で整理することに意味があるようです。P127)

私は、佐藤優さんの何かの書籍に書いていたと思うのですが、「切り取った情報は、一定期間ダンボールに入れて寝かせておき、しばらく経って要らなくなったものは捨て、残ったもののみ整理する」という方法を採っています。ダンボールでなくて、クリアファイルの方がいいかもしれませんね(今日から変えます)。

どの方法を採るにせよ、分類やファイリングに時間やお金をかけるのは「本末転倒」(P116)。


■情報分析・情報発信

あれだけテレビに出演し、あれだけ書籍を出し、さらに月に20本近い連載を持っているという池上氏。どうやってそんなことができるのかと気になりますが、これも驚くほどシンプルなことしか書かれていませんでした。

つまり、質の良い情報分析・情報発信するために、立ち止まって考える時間を作るということ。

池上さんがtwitterやfacebookをやらないのは、ネットを使った情報交換よりも、情報自体を考えることに時間を使いたいからだといいます。これだけ忙しい方でも、風呂の中で考えるとか(P260〜)、書いた原稿をいったん寝かせておくとか(P226)、立ち止まって考える時間を確保している。だから、質の良いアウトプットができる。



全体を通して、書かれていることもシンプルですが、学ぶこともたくさんありました。

池上彰、佐藤優、松岡正剛といった知の巨人に共通するのは、知的生産のために1日の大半を使っている(であろう)ということと、知的生産を自分の手で行なっている(であろう)ということです。私は、佐藤優さんが1日6時間読書をしていると知って、意識的に時間の使い方を変えていってるつもりですが、1日6時間も読書を出来る日は月に1日くらいしかありません。もちろん、6時間も読書をすればよいというものではなく、(上述のとおり)目的が大事ですが、まだまだ削ぎ落とすところが多いのだと思います。

ちなみに、池上さんはお酒が飲めないそうです(P154)。「酒を飲まない人は読書の時間が作りやすい」(同)、「読書も、いろんな考えや立場の人たちとの『飲み会』だ」(同)と。なんというポジティブ思考!

私も酒が飲めないことにしようかしら。。。(嘘)