続き

ロバート・キヨサキ氏の『金持ち父さん貧乏父さん』は、資産運用・資産形成について述べており、ざっくりいえば、「長期的にキャッシュフローをもたらすもの」に投資することの必要性が書かれています(それ以外にも大切なことがたくさん書かれていますが、「ざっくりいえば」です)。

「長期的にキャッシュフローをもたらすもの」は、「働き方」についてもいえます。

ロバート・キヨサキ氏は、私たちの働き方を、以下の4つに分類しています。
 1.  :従業員(employee)
 2.  :自営業者(self-employee)
 3.  :ビジネスオーナー(business owner)
 4.   :投資家(investor)

これを図解したものを「キャッシュフロー・クワドラント」といっており、ロバート・キヨサキ氏の『金持ち父さん貧乏父さん』シリーズ第2弾の書名にもなっています。図表は、「キャッシュフロー・クワドラント」と画像検索すれば、いくらでも出てきます。

この4つの働き方の中で、「長期的にキャッシュフローをもたらすもの」は「」と「」です。ロバートは、」と「」のままではお金持ちになれないと説き、「」と「」に移らなければならない(つまり、起業しなければならない)といいます。



ちなみに、本田健さんもロバート・キヨサキ氏に大きな影響を受けたと思われますが、本田健さんの『ユダヤ人大富豪の教え』では、「」と「」の人を「不自由人」、「」と「」の人を「自由人」と表現しています。そして、世の中には、「自由人」と「不自由人」の二通りの人間しかいない、といっています。

不自由人と自由人


この本で衝撃を受けたのは、会計士が「不自由人」と書かれていたことです(上の画像は該当ページ)。公認会計士試験に合格して間もない頃に初めて本書を読んだのですが、相当頑張って試験に合格して会計士になったのに、「不自由人」の典型として挙げられていたのです。

ただ、「自由人」の典型として、「流行っているレストランやお店のオーナー」と書かれているのを見て、「あぁー、なるほど」と妙に納得したのです。「お金のために働く」のではなく、「お金に働いてもらう」という人が世の中にはたくさんいるのだと。



この本を読んで、「働き方」を変えなければならないということを痛感し、私の人生に「独立」という選択肢が追加されました(それまでは独立思考はゼロでした)。一冊の本が人生を変えることもあります。

そして、「」から「」(独立会計士)、「」から「」(会社オーナー・経営者)、「」から「」(投資家)へと移るという計画を立て、今は「」、「」、「」のハイブリッドな生活をしていますが、その話はまた追々気が向いたら書くことにします。



あれから十数年が経ち、いろんな億万長者と接する機会が増えましたが、彼等の大半は「」か「」、もしくは「」、「」、「」とのハイブリッドな働き方をしています。

ロバート・キヨサキ氏は、起業しなければならないといいますが、起業しても10年後に残る会社は6%程度というデータもあります。私は、安易に起業・独立すべきではないと思います。私も、「独立」という選択肢ができてから、実際に独立するまでに数年を要しましたが、その間は猛勉強しました。まずは、目の前の仕事を極め、さらに財務、税務、投資の3つを猛勉強した上で、然るべきタイミングでクワドラントを劇的に変えるべき、というのが私の考えです。


収入の多さと自由人であるかどうかは関係ない。収入が多い人間は、支出も多いものだよ。来月も、来年もお金が入ってくると油断するから、なかなか資産をつくろうとしない。自由人の定義は、仕事をしなくても生活していける人だよ。
([出所]本田健著『ユダヤ人大富豪の教え』より)