以前、「マイホームを購入するか、賃貸に住むか、という話。」というエントリーをしましたが、これは結構反響があり、それ以降、いろんな人から資産運用・資産形成の相談を受けています。

ファイナンスや税務の専門家からも相談を受けています。企業のファイナンス・税務の知識と、個人の資産運用・資産形成の知識は、似ているようで全く別モノです。

金融機関とか、保険会社とか、不動産会社とか、色んな方が皆様のところに資産運用・資産形成の話を持ち込んでくると思います。株、国債、投資信託、外貨預金、生命保険、アパマン投資・・・などなど。私のところにも営業がきます。そして、彼等はごもっともな説明をします。

しかし、根本的に間違えている話が大半です。「運が悪ければ損実が出るかもしれないというリスクはあるけれど、運が良ければキャピタルゲインが得られるかもしれない。」というレベルの話に乗ってリスクを負っているようでは、決して億万長者にはなれません。彼等が億万長者ではないのですから、億万長者になれる方法を提示できるわけがありません。彼等の多くは、私たちの資産運用・資産形成をサポートしたい訳でなく、売買手数料・仲介手数料を稼ぎたいだけです。

では、どうやって資産運用・資産形成をすればいいのか。

これは、自分で勉強するしかありません。個人の資産運用・資産形成の話なんて、大学院に行っても教えてくれません。自分が当事者意識をもって学び、知識を知恵に昇華していくしかないと思います。

資産運用・資産形成を学ぶためのオススメ本を教えて欲しい、と言われることもチラホラ。
オススメ本は、以前も書いたとおり、こちらの3冊が王道です。この手の本は、これまで数百冊読みましたが、この3冊を超える本は今のところ知りません。多くの資産運用・資産形成関連の本は、この3冊のエッセンスをパクったものか、もしくは、根本的に間違えている(=金持ちにはなり得ない)ものです。

ロバート・キヨサキ氏の本は、翻訳本であり、日本では使えないノウハウが多すぎますが、ここで書かれている「原理」を掴むことが重要です。その上で、日本の基準・規則等に当てはめて解説してくれている橘玲氏の本を読んで理解すれば良い思います。ただし、1回や2回読んだだけでは正しい資産運用・資産形成はできません。戦い方を学んだだけでは相手を倒せません。

「貴穀賤金(きこくせんきん)」といって、江戸時代から「穀物は貴く、お金は賤しい」という思想が日本人の根底にあったようです。朱子学の影響といわれています。そのような思想を持つことは構わないと思いますが、自分の資産は自分でしか守れません。年俸数億円のプロスポーツ選手が、引退後に自己破産するというニュースを聞いて、多くの人は「えっ、なんで!?」と思うはずです。しかし、年俸の桁が1つ、2つ違うサラリーマンの中にも自己破産する人はゴロゴロいるわけです。ニュースにならないだけです。それは単に収入が少ないことが理由でしょうか。違うと思います。「お金は賤しいもの」「お金は汚いもの」とお金に向き合ってこなかったことが根本的な原因だと思います。今のお金に対する考え方が、自分の年収・資産の額を決めているのです。