「脱税は違法、節税は義務」

と、知り合いの税理士さんのメルマガに書いていました。

きちんと税務の勉強をして、(合法的に)節税するかどうかでも、生涯に払う税額は何倍も変わるはずです。日本の所得税率は5%〜45%の累進課税ですが、個人所得税の実質負担率は7.8%しかなく(2013年)、しかも、所得が1億円を超えると実質負担率は減少していくのです(国税庁、財務省のHPより)。

理由は色々とあって、金持ちが必ずしも節税をしているということではなく、制度の歪みから生じるものもあるのですが、所得が1億円を超えても実質無税生活をしている人がいるということです。

「節税は義務」であり、リテラシーの差。
「金持ち父さん」の本で書かれているとおりです。

知識がなければ、知識があるプロに報酬を払うか、税金を払うかです。

パナマ文書のデータベースが公開されて、そこに日本人の名前が載っていると騒がれていますが、このリストに載っている人が全員「脱税」したわけじゃないですからね。中にはそういう人がいるかもしれないですが、おそらく大半はタックスヘイブンにあるペーパーカンパニーか何かに出資したことがあるという程度の話ではないかと思います。

まぁ、そのうち、雑誌社がパナマ文書に載っている日本人リストを編集して掲載すると思いますけど、単なるプライバシーの侵害ですよね。私の友達もパナマ文書に載っていましたが、自宅住所もさらけ出され、ネットでも騒がれ、迷惑しているんじゃないかなぁと思います。