上場企業の多くは3月決算です。4月の上旬に試算表が完成し、4月2週目くらいから会計監査が始まり、4月下旬〜5月中旬に決算発表を行います。なので、会計監査を行っている公認会計士は、4月2週目〜5月2週目辺りが1年間で最も忙しい時期にあたります(GWが全く休めない公認会計士もいます)。

しかし、私の場合は、IFRS導入や決算早期化などのコンサルティング業務が中心であるため、クライアント様も監査法人も繁忙期である4月・5月はクライアント様に殆ど訪問することもできず、またセミナー活動、営業活動も一旦休止することから、1年間で最も時間の余裕がある時期になります。

ということは、どういうことが起こるかというと、3月が年間で最も忙しくなるのです。クライアント様へのあらゆる納品物、セミナー活動、営業活動が3月下旬に集中します。こんな時期に花粉は飛ぶわ、3連休はあるわ、春休みに突入するわ、プロ野球が開幕するわで、大変なことになってます。

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数年前から毎日欠かさず日記を付けています。日記といっても、その日あったことをタラタラと手書きで残していくことは性に合わないので、エクセルシートに、訪問先、業務内容、業務時間、第2象限に費やした時間、読書した時間、読んだ本、体重、歩数、運動内容、睡眠時間、快眠度を一覧にしています。そして、その日1日、「何を感じたのか」を簡単に書くようにしています。「何をしたのか」よりも、「何を感じたのか」を自分に問うことの方が大切だと思うのです。そうすることによって、1日1回、自分を客観的に見つめることができます。間違ったことを一生懸命にやっていないか、頑張っているフリをして流されているだけじゃないか、ホントにしたいことをやったのか、自分との約束を果たしたか、などなど・・・・・・。

去年の日記を見返すと、ちょうど去年の今日、『PCの前に座っていても、人生は変わらない』と書いていました。誰かのコトバの引用なのか、自分の心の底から湧いて出てきたコトバなのか、もう覚えていませんが、3月下旬の超繁忙期の1日の締めくくりに「何を感じたのか」を自分に問うた時の回答がコレだったということです。

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クライアント様から「何とかしてほしい」と私を指名して頂けることには、ただただ感謝です。でも、クライアント様の発展と共に、自分も成長しなければなりません。プロフェッショナルは、セルフエボリューション(自己変革)を止めたら衰退する運命にあります。PCに向かって毎日何時間もペコペコやっているだけでは、いつか世の中から必要とされなくなるという危機感は人一倍持っていると思います。「繁忙期だから仕方ない」といって仕事に没頭するのは簡単ですが、仕事に流され、時間に追われるというような働き方だけはすべきではないと思っています。忙中閑あり。1日1冊程度の本を読めるくらいの余裕をもって普段から仕事をしなければならないと思います。