明日、『決算早期化の実務マニュアル《第2版》』が中央経済社より発売されます。
私の13冊目の出版物となります(共著含む)。

本書は、2012年に上梓しました同書の《第2版》となります。
《第2版》ですが、原稿の半分は書き換えましたので、初版をお買い求め頂いた方にも新たな気付きなどがあるかと思います。

初版では、決算早期化の手法を述べただけでなく、「経理部は情報製造業」であると定義し、価値ある情報を製造するための「経理の仕組み」の構築を提案しました。そして、「経理の仕組み」の構築により圧倒的な決算早期化を実現することができることを述べました。これには多くの経理担当者が共感して頂き、「経理に対する考え方」、「仕事に対する価値観」が変わったと絶賛して頂いた方もいました。

あれから4年の間にも、多くの上場企業の決算早期化コンサルティングに関与し、私自身も様々な経験・ノウハウを積みました。また、決算早期化を実現した上場企業を積極的に訪問し、決算早期化を実現した企業の実態などについてインタビューさせて頂きました。

これらの経験を通して感じたことは、「経理部は情報製造業で終わってはいけない」ということです。経理部が、あらゆる利害関係者に対して価値ある情報を提供する「情報製造業」となることができたら、その先に、企業価値を高めるために目指すべき姿があります。これこそが、「真の経理部」であり、経理部が最終的に目指すべきところではないか考えました。そして、私の決算早期化コンサルティングも、単に決算短信の発表日を前倒しするというプロジェクトの枠を超え、「真の経理部」の仕組みを構築し、経営に貢献できる経理部、企業価値向上に貢献できる経理部をつくるという内容に変わってきました。結果として、従来以上の決算早期化の効果が表れるようになりました。

そこで、本作は、この「真の経理部」の構築について、より詳細にお伝えしたいと考え、前作の内容を大幅に改良し、再編集いたしました。

決算早期化が経営課題ではない方にも読んで頂きたい作品となりました。
是非、当ブログをご覧の皆様の実務にお役立て頂ければ幸いです。


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『決算早期化 出版記念特別セミナー』開催 3/30(水) 18:30〜品川、先着40名限定