久しぶりにページをめくる手が止まらなくなった本に出会いました。
興奮しすぎて発狂しました。

この本、『読まなくてもいい本』をいちいち挙げただけのものではありません。
この半世紀で『知のパラダイム転換』が起こった5つの分野を取り上げ(複雑系、進化論、ゲーム理論、脳科学、功利主義)、古いパラダイム(従来の学問)から新しいパラダイム(最先端の学問)に移行したストーリーが、まるで映画のように描かれています。

(書籍のタイトルは、このストーリーを理解すれば、古いパラダイムの本は読書リストから除外してもいいんじゃないの? ってところから付けられたもの。)

複雑系も、進化論も、その他の分野も、既知のような未知の世界。
なんだか点在していた知識が、一本の串で刺さった感覚です。
読後も興奮が冷めません。

橘玲さんの本は大抵読んできましたが、毎回発狂です。
最近では、『タックスヘイブン』も発狂しました。