先日、某東証一部上場企業に働く50代の男が詐欺の容疑で逮捕されました。

外部への業務発注をでっち上げ、会社から金をだまし取ったとか。数年間にわたって不正を行っていたのだと思います。会社の被害総額は3億円にのぼるようです。

まぁ、これは会社にも問題がある。
私は内部統制の専門家でもありますが、私が興味を持ったのはこの男のカネの使い途。

報道によると、北新地で豪遊していたらしく、月に数百万円をあの街に落としていたようです。北新地で知らない人はいないという人物だったようですから、相当派手にやってたんでしょうね。



話は変わりますが、以前、たまたま観ていたTV番組で、totoで6億円当選したという男が出てたのです。

6億円当選する直前の預金残高が4000円位。
そんな貧乏人が6億円当選し、預金通帳の残高が一挙に6億円を超えたのです。

ちなみに、当選金の引渡しは振込みのようです。この男、TV番組で預金通帳も公開してましたが、5億9999万9790円位が振り込まれてました。振込手数料は当選金負担のようです。。。

で、この男、当選金をどう使ったのか。
まず、1億円を親に、1億円を兄弟にあげた。ここまでは良いとしましょう。

その後、クルマを5台購入。1台はカイエンだったけど、残り4台は(私だったら絶対買わないような)国産車を。
そして、国内旅行、海外旅行に50人位を招待。友達だけではなく、友達の友達まで含め。海外旅行はラスベガスだったと思うので、現地でも使いまくったのでしょう。
そして、(この男も)クラブで豪遊。1晩で数百万円を使ってたような。


記憶に残っている限り、こんな感じで浪費しまくっておられました。

この番組に出ていた芸人達は、「すげぇ〜すげぇ〜」と騒いでましたけど、アホらしくなって途中でTVを消しました。



会計士にもいるんです。
北新地で豪遊している人が。



なんで、ヒトはカネが出来たら使い切るまで浪費するんでしょう。
死んだらあの世にカネを持っていけるわけでもないので、生きてるうちに使いきってしまえ、という考えなのでしょうか。私には理解できません。
あまりにも動物的というか、虚無的というか、超越的というか、ニヒリズムというか。



価値観はヒトそれぞれなので、おねえちゃんの店でシャンパンを開けようが、見知らぬ人に大枚を叩こうが勝手ですけど、物申したいことは色々とあります。



でも、黙って軽蔑しておきます。



ちなみに、その会計士からビジネスの誘いがありましたけど、断りました。
価値観が違い過ぎます。



多くのインプットしても、アウトプットが乏しい人もいます。
少しのインプットでも、優れたアウトプットをする人もいます。

違いは、意識と知識の差だと思います。

入ってきたカネをどう使うかも同じだと思います。



子どもの頃、「宝くじに当選したら、どうするー??」みたいな話をしたことがあると思います。

宝くじに当選しても浪費することしか思い付かない方は、ロバート・キヨサキ氏の『金持ち父さん、貧乏父さん』『キャッシュフロー・クワドラント』の2冊を買うべきです。2冊合わせて4000円でお釣りがきます。きっと宝くじの購入金額より安いはずです。これで当選金を何倍にも増やすことができるキッカケを得られるはずです。

この本で挫折するようであれば、木暮太一さんの本とか、本田健さんの本とかでも良いと思います。
原則は不易ですが、こんなことは大学でもMBAでも教えてくれることはありませんから、自分でリテラシーを高めるしかないと思います。