前回のエントリーの続きとして書きます。


「時間術」について書かれた本とか雑誌記事とかを読むと、どうやって仕事の効率性を上げるかとか、どういうツールを使いこなすかとか、そういうノウハウ的なことが書かれていることが多いですが、そういうレベルの話は参考にしない方が良いと思います。せいぜい1日の残業を1時間減らすことができるといった成果しか上げられませんので。


誰かの参考になるかもしれませんので、私なりの時間術を書いておきます。



(1)1日2時間しか働かないと決めろ
時間があれば、その時間を満たす分だけ仕事が膨張します。「パーキンソンの法則」のとおり。
逆に言えば、仕事は長時間やればやるほど成果が下がるということです。
私ほどの仕事を抱えてても、1日4時間は働きすぎで、成果が低いと感じます。
東京から新大阪の移動中に猛烈に集中して仕事すれば、8時間分くらいの成果は出せます。


(2)やることより、やらないことを決めろ
やることをリストアップしていくと、1日24時間あっても足りないし、精神的につらいはずです。
やる必要のないことをやらないことです。
会う必要のない人と会わないことです。
どんどん削ぎ落としていくべきです。


(3)0.1秒で集中しろ
最強だと思う「時間術」は、茂木健一郎さんのいう「瞬間集中法」
時間がないという人は、行動が遅いか、集中力がないか、端から大したことをしてないか、だと思います。
なお、意思決定が遅い方は絶望的です。こういう方は周りが何を言っても治らないと思いますので、自分で気付かない限り、永久に時間を無駄に浪費することになると思います。


(4)タイムラインに流す情報を減らせ
まず1日2時間、仕事に集中する時間はインターネット、メールを見ないことです。これほどの時間の浪費はありません。
また、ネットを見るとしても、タイムラインに極力情報を流さない「工夫」をすること。
メールは極力「受信トレイ」を通さない、Twitterは必要な情報だけ「リスト」にする、FBはくだらん情報を表示させない・・・ということをすれば、ネット閲覧時間は10分の1以下にできるはず。


(5)そもそも、「なぜ」それをするのかを考えろ
『7つの習慣』の「第3の習慣」で書かれている『第2象限』にフォーカスしているかどうかということです。ここにフォーカスできていないと流された人生を歩むことになると思います。


ご参考まで。



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