フェラーリ458と一緒に写っている著者の写真が書籍の帯に写っています。
「へぇ〜、大学教授でも458に乗るのか〜」っていう興味から、(中身も見ずに)本書を購入。

著者は会計学専攻の学者。
本書の榊原正幸氏は、はしがきで、この10年で「貧乏父さん」から「富裕層の端くれ」まで成長することができたと書いています。

多くの富裕層に共通していると思われるのは、ロバート・キヨサキ氏の「金持ち父さん貧乏父さん」を熟読し、実践してきた時期があるということ。著者の榊原正幸氏もおそらくそうなのでしょう。

ただ、ロバート・キヨサキ氏と著者の榊原正幸氏の違いは、ロバート・キヨサキ氏が不動産投資によるインカムゲインに重きを置いているのに対して、榊原正幸氏が株式投資によるキャピタルゲインに重きを置いている点。不動産投資は流動性が低い、資産形成に時間がかかる、不動産取得後の不動産経営に手間がかかる、その他金利変動リスクなど様々なリスクを負うといった理由を挙げています。

(ちなみに、著者は金への投資も薦めています。)

著者は株式投資により理詰めで金持ち父さんとなった方であり、その手法である「Prof.サカキ式投資法」(科学的な株式投資法)は大いに参考にさせて頂きました。ある程度の投資経験がある方なら、P136〜P172まで40ページ弱を読めば良いと思います。このうち半分は著者の手の内を明かしたエクセルシートです。


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