黒字社長塾メールマガジン 2015/1/1配信分より、一部編集)


明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします。


昨年1年間はどのような年でしたでしょうか。
業績が上がったという方もいれば、業績が下がったという方もいるでしょう。

ちなみに黒字社長塾のクライアントさんは殆どが黒字でした。
関与が浅く赤字だった会社もありますが、来年には黒字にしたいと思います。



さて、順風な方は危機感を持っていることが多いので、特に心配はいらないと思いますが、業績が下がったという方は、この年明けの時間(特に会社が始業するまでのこの数日間)を大切にした方が良いと思います。

野村克也監督が言っているように
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」
です。

業績が下がったのには必ず理由があります。
それも外部環境ではなく、内部に。

根本的な誤りを犯していないか、冷静に自分を(自社を)見つめる必要があると思います。



昨年、私は、黒字社長塾のあるクライアントの社長さんに

「1日4時間以上働かないで下さい!」

と言いました。

「午前中会社で仕事をして、ランチを食べたら家に帰って下さい」と。




なぜか。




商品・サービスにもライフサイクルがあるように、会社にもライフサイクルがあります。
つまり、同じことをやり続けていたら、必ず会社の業績は下がっていくわけです。

黒字社長塾では「無料相談」ってのをやっていますが、ここに相談される方は、この数年の間に売上高が半分になったとか、3分の1になったとか、4分の1になったとか・・・って方が多いのです。内心、「何で売上が半減するまで放っておいたんだよ!」って思うわけですが、そういう会社がホントに多い。

こういう会社に100%共通することは、
新しいビジネスモデルを構築していないということです。

 ●何年も何年も前から同じビジネスをやっている。
 ●同じ商品、同じサービスを売っている。
 ●会社概要パンフレットが色褪せている。
 ●ホームページが更新されていない。
 ●役員も同じ。
 ●外部専門家(税理士)も変わらない。


こういう会社の売上が下がるのは「当たり前」なんです。
歴史が証明しています。

コダックが潰れて、富士フィルムが好調なのはなぜなのか、って話です。



だから、私はクライアントの社長に、1日10時間も15時間も仕事をするな、というのです。
社長が、目の前の仕事に忙殺されていたら、どうやって新しいビジネスモデルを構築するのですか。

私もこれまでいくつものビジネスを立ち上げてきましたけど(昨年は2社立ち上げ、3社出資しました)、ビジネスモデルを構築し、ビジネスプランを練る時は、それこそ1週間以上どこかにこもりますよ。

「忙しい」なんて、言われなくても分かってます。

社長たるもの
 「時間がない」
 「カネがない」
 「自信がない」
の3つは絶対に口にすべきではありません。

時間はたっぷりあって、カネもじゃぶじゃぶあって、何をやっても失敗しない・・・
そんな環境は一生やってきませんから。



好調企業は、忙しい中でも、常に種を蒔き続けているから、春になると芽が出て、花が咲くわけです。毎年毎年、種を蒔き続けても、芽が出るかどうかなんて誰も分かりません。あの柳井正さんですら「一勝九敗」という書籍を出しているくらいです。種を10個撒いたくらいでヒーヒー言ってたらダメです。というか、種を10個以上蒔きましたか?


2015年の最優先課題は何でしょうか?


今年もこれまでの延長上で戦うのか、パラダイムシフトを起こすのか、すべては社長の決断次第です。



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