本書はプレジデント誌で連載している「日本のカラクリ」の1年間の記事から、反響の大きかった稿をピックアップし、加筆修正して再構成したもの。国際問題、企業経営、エネルギー問題・・・など幅広い論点が、幅広い視点から述べられており、非常に大きな学びになりました。

この中で、個人的に特に良かったと思ったのが、本書の冒頭に《特別企画》として掲載されている「大前流『超参謀メソッド』大公開」という稿。

マレーシアのマハティール元首相や、シンガポールのリー・クアンユー元首相の「参謀」もしてきた大前氏。首相クラスのクライアントに対し、国家戦略のアドバイザーも行ってきた大前氏の「メソッド」を公開した本稿は驚きであり、衝撃。この稿だけでも本書を買う価値ありだと思います。特に参謀的な業務をされている方には。