現在、連結会計システムを導入している企業様に対し、連結決算を「エクセル化」に変更する(戻す)支援をしております。

連結決算についても、単体決算と同様に、何らかの連結会計システムを導入しなければならないと考えている方がいますが、連結決算システムの導入はMUSTではありません

子会社数が100社、200社とあれば、連結会計システムを導入した方が良いと思いますが、子会社数が数社〜10社、20社程度であれば「エクセル化」した方が効率的なケースもあります。

私のクライアント様からも、連結決算システムを導入したことにより

□ 連結決算がブラックボックス化してしまった
□ 連結決算システムの機能が多すぎて、使いこなせない
□ 自動仕訳される連結仕訳の中身が理解できない
□ 正確性の検証が出来ない
□ 決算と開示が分断される
□ 決算早期化につながらない
□ 出力帳票が分かりにくい
□ 出力帳票が会計監査に使えない(=有用性が低い)


といった不満と不安の声を聞きます。
連結仕訳の中身が分からない、正確性の検証が出来ないというのは致命的です。

また、あるクライアント様では、過年度の不明瞭な自動仕訳が積もり積もって、連結剰余金期首残高が決算担当者からも会計監査人からも検証不能な状況になっていました。あるべき金額と億単位でズレている可能性もあります。

「自動化」というのは大きなメリットを得られる場合もありますが、決算の正確性・効率化・仕組化、人材育成、会計監査の迅速化・質的向上といった観点からみるとデメリットも大きいため注意が必要です。

エクセルで対応できる分量であれば、エクセルで対応すべきです。
そうすれば、上述したような不満はすべて解消されます。

連結決算の「エクセル化」に興味がある上場企業・上場準備企業の方は、武田公認会計士事務所のHPよりお問い合わせください。他社の成功事例などをご紹介致します(武田本人が返信致します)。