まずは『嫌われる勇気』を読んで下さい。そこから、この本を読んだ方が染み込むと思います。

心理学者アルフレッド・アドラーは
『人間の悩みはすべて対人関係の悩み』
だといいます。

では、(対人関係の)悩みを解消し、幸福になるために、どのように自分と、他人と向き合うべきなのか。

結局は、
『嫌われる勇気』を持ちなはれ!
ということです。

言うは易し行うは難しですが、
「当の本人が、人生の課題に向かおうとしなければ、何も起こらない」(P228)。

はい。そのとおり。

ベストセラー『嫌われる勇気』と同様、赤ペンだらけになった一冊です。


人に迎合しないで、たとえ他の多くの人が反対しても、自分が正しいと思うことを主張することに伴う責任は、他者に嫌われることを引き受けることです。他者の評価を気にかけず、人に嫌われることを恐れないことこそ、自由に生きるということです。

見方を変えれば、自分のことを嫌う人がいるということは、自分が自由に生きているということの証であり、自由に生きるために支払わなければならない代償だということができます。
(P154)

空気を読むというようなことも、その場の雰囲気を乱さないという意味で望ましいとされることもありますが、結局のところ、自分の考えがあって、それを前面に出さず、その場の流れに委ねてしまうという意味で、無責任といわなければなりません(P155)

空気を読めることが大切だとされるのは、協調性ばかりが重んじられるからです。話さなくてもわかれという圧力がかけられても、おかしいと思えば、空気を読んで黙ってしまうのではなく、勇気を持って主張しましょう。そのことは、多かれ少なかれ、波風を立てることになるでしょうが、何も主張しないとか、間接的に主張することでは、自分の主張は理解されませんし、摩擦を生じることがあっても、また、理解されないという可能性があっても、まずは主張することが対人関係をよりよいものにするための突破口になります(P156)

黙ってしまえば、その人は、自分にしか関心がないことになります。(P156)

自分にしか関心がない人は、必ず失望することを指摘しておきます。
他の人から与えられることを当然と思い、他の人が自分に何をしてくれるかということにしか関心がないからです。このような人にとっては、自分は世界の中心であり、自分のまわりを世界が巡っています。
(P82)

してほしいことがあれば、きちんと言葉に出して伝えなければ、自分の思いは伝わりません。思いやりや気配りは、もしも本当に相手が黙っていても、考えていること、感じていること、あるいは、してほしいこと、してほしくないことを間違いなくわかるのであればいいのですが、実際には、そんなことはできないでしょう。

問題は、私は他の人が何もいわなくてもその人の思いや気持ちをわかるべきだという人が、同じことを他の人にも要求することです。そして、もしも他の人が自分が求めていることを察することができなかったら、そのような人を責めるのです。しかし、黙っていても、他の人が自分のことをわかってくれるとは思いません。

ですから、必要なことがあれば他の人に言葉で援助を求めればいいのです
(P85〜)

問題は、自分が相手を理解できていないかもしれないとは少しも考えないところにあります。他の人は自分と違った見方をするとは思わず、したがって、相手を理解しようとする努力をしないことが問題なのです。

そこで、相手を理解するためには、「自分だったら」という発想から抜け出し、相手の立場に身を置き、自分を他者と同一視することで相手に共感することが必要になってきます。理解するというのは、自分と相手を同一視することです。
(P121)

復讐しなくても、してほしいこと、してほしくないことをはっきりと言葉で主張するしかないのです。
(中略)
感情的になってこれみよがしにドアを大きな音で閉める必要はありません。何をしてほしいか、あるいは、してほしくないということを言葉で伝えるか、せめて、自分が怒っているということを言葉で伝えればいいのです。「今のあなたのいった言葉で腹が立った(傷ついた)」というふうにです。(P149〜)

何かを主張し、それを受け入れてもらうつもりであれば、関係をよくして距離を近くすることが必要です。怒りはその意味で有用ではありません。(P153)