続き


サッカーもテニスも普段見ませんから、
サッカー選手もテニス選手もほとんど知りません。

サッカー好きな友達からワールドカップの話をされるのですが
全然分かりません。

でも、テレビをつけて、ワールドカップとかウインブルドンをやっていると、
よく分からないのに観てしまうことがあります。

サッカーとかテニスを普段から観てる方には分かるのでしょうけれど、
普段から観ていない私からすると、出場している選手の実力の違いなんて全然分かりません。

「うまいもんはうまい!」 みたいな感じで、

「すごいもんはすごい」という感じ。



でも、素人ながら、試合の途中から、どちらが勝つか見えてくる時があります。

実力の違いなんて分かりません。

私から見たら、ジョコビッチも錦織圭も同じ。

「すごいもんはすごい」

だから、どちらの実力が上なのかは分からないものの、
どちらが敗者になるかは、試合の途中で分かる時があります。

「あ、この選手、技術面”以外”で負けている・・・・・・」 って。

世界最高峰の選手であっても、あれほどの舞台に立つと、平常心を保つことが難しくなる。

相手は、その隙を見逃さない。

勝負あり。



エンジン性能が勝敗を大きく左右するF1レースであっても、技術面”以外”の要素が大きい。
ナイジェル・マンセルがコースアウトするのを、背後からアラン・プロストが虎視眈々と狙う。
最後には、ドライビングテクニックの優れたアイルトン・セナと、頭脳派アラン・プロストが勝ち残る。
でも、天才アイルトン・セナよりも、冷静沈着なアラン・プロストの方が勝数が多い。



書きながら、公認会計士試験のことを思い出しました。あれも同じです。
大原簿記専門学校で成績上位の者が本番で合格するとは限りません。
試験当日に極度に緊張してしまう人、普段有り得ないようなミスをする人が出てきます。
冷静沈着で、もっている力を120%出しきれた者が合格する試験ではないかと思います。



ビジネスでも同じこと。
『孫子の兵法』『君主論』『戦争論』が、デキるビジネスパーソンンの愛読書になっているのは、
「負けない」方法を学ぶ必要があるから。



「ビジネスは戦争だ」と言われることがありますが、
これは武力で相手を倒すことではなく、
心理戦で勝つという意味ではないかと思います。



ビジネスも、スポーツも、何であっても
成功の8割は心理学ではないかと思います。








君主論 (中公クラシックス)
マキアヴェリ
中央公論新社
2001-04-10


[新訳]戦争論
クラウゼヴィッツ
PHP研究所
2011-12-08


米陸軍戦略大学校テキスト 孫子とクラウゼヴィッツ
マイケル・I・ハンデル
日本経済新聞出版社
2012-09-21


最高の戦略教科書 孫子
守屋 淳
日本経済新聞出版社
2014-01-24