この1、2ヶ月の間に、入社2年目という24歳くらいの人から立て続けに連絡がきました。

・転職をしようかと思っているのですが・・・
・別のキャリアを考えているのですが・・・
・退職することになりまして・・・


などなど。

もう一回りも年齢の違う人から相談を受けると、答えにも困りますね。
1つの会社に20年も30年も働いて、キャリアを積むことが良いことなのか、それとも、若い間に10社も20社も回って経験積んで、その中から「これ!」というものを見付けることが良いことなのか、よく分かりません。

先日、転職を考えているという入社2年目の女子から連絡をもらった時は、「少なくとも俺の場合、入社2年目で転職した人をウチの事務所で採用することはないと思うけどな・・・」というようなことを言ったのですが、今となってみれば古臭いことを言ったのかもしれんとも思うわけです。

思い返せば、私も入社2年目は憂鬱だった時がありました。仕事が面白くないと思う時期だと思います。

なぜなら、与えられた仕事がルーチン化してくる頃だから。これまでスゴイと思っていた上司や先輩が、スゴイと思えなくなってくる頃だから。

隣の芝が青いと思う時期でもあります。

同じ企業に長く務めることが良いこととも思いませんし、キャリアとも思いませんが、他人との比較で人生を決めるべきではないとは思います。上司がアホだからとか、他社は給料が良いからとか、そういう理由で転職するのは共感できません。

与えられた仕事がルーチン化してきたとしても、与えられていない仕事の方が多いわけで、そういうのを奪い取ってでもやるべきだと思います。で、「もうこれ以上、この会社から享受できるものはない」というくらい仕事したら、次の道に進めば良いと思います。

拙著「公認会計士の仕事」(日本実業出版社)でこういう図を書きました。
私が社会人1年目の監査法人勤務時代に、上司のK氏に言われたのです。
「これから30年、40年と働くと思うけど、その間にどういう成長曲線を描くと思う? 1年目と2年目に急激な成長を遂げて、3年目以降はなだらかな右肩上がりとなるんだよ。ほどんどの人がそうだ。だから、これから2年間の間に、どれだけ高い場所まで行けるかが勝負なんだよ。そこでつけた差は、30年後も40年後も埋まらないはずだよ。」(P77)

入社2年目


これは監査法人勤務でなくても、全員に当てはまることだと思います。
また、入社1年目、2年目だけの話ではなく、3年目以降の人であっても、何かをやり遂げようと思ったら、2年で高いところまで一気に登りつめることが大切だ、と思います。

その途中で違う道に行くというのはなんだかなぁ・・・・。

それも古臭いと言われればそれまでですが。