9割の会社は社長で決まる!9割の会社は社長で決まる!
著者:小山 政彦
中経出版(2011-04-09)
販売元:Amazon.co.jp
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2000年に船井総合研究所の代表取締役社長に就任し、当時42億円あった借入金を、数年間で47億円の預金を持つ会社へ生まれ変わらせた小山政彦氏(現船井総合研究所代表取締役会長)の新刊書。

小山政彦氏が船井総研の社長に就任したときの最大のテーマは「会社を倒産させない」ということだったらしい(P182)。
その背景には中学1年生の時に、家業が倒産にあい、債権者から罵声を浴びている父親の姿がまぶたの裏に焼き付いているからだという。そこから必死に知恵をしぼり、船井総研を立て直し、東証一部上場まで果たすのだから、すごいエネルギーである。

コンサル会社の会長が書いた本かと思って手に取った本であったが、内容は経営の現場での知恵や洞察の詰まった非常に有益なものであった。中小企業の経営者には特に読んで欲しい一冊である。

本書で気に入ったフレーズを列挙しておきます。
『あれこれと迷ってしまう人は、99%の可能性があっても残りの1%が心配で実行に移すことができません。
 経営者は、70%の可能性があれば決断し、行動すべきです』
(P41)

『経営をするうえでは、「損しても仕方がない」という考え方はありません。「儲けグセ」とは粗利率アップのことだと肝に銘じておきましょう。』(P63)

『私は、B/Sというものは、会社の事業結果ではなく、社長の意思によってつくりあげるものだと考えています。組織(会社)はトップ(社長)で99%が決まるといいますが、そのとおりでしょう。』(P95)

『経営者の中には、「権限委譲」と「丸投げ」をはき違えている人もいるようですが、部下に何かを任せたからといって、チェックしないのは間違っています。』(P117)