心に響く小さな5つの物語心に響く小さな5つの物語
著者:藤尾 秀昭
販売元:致知出版社
発売日:2010-01-20
おすすめ度:5.0
クチコミを見る


致知出版社の藤尾秀昭社長の『小さな人生論』シリーズの中から特に反響が大きかった5つの物語を集めたもの。
画家としても活躍している片岡鶴太郎さんの素敵な絵が添えられている。

一つ目の物語
自分の夢に対していささかも迷いがない若き少年の話

二つ目の物語
愛する子供が悲しまないよう、間もなく死を迎る母が憎ましい姿を演じる話

三つ目の物語
亡き父の生前の一言が心に光を灯した娘の話

四つ目の物語
重度脳性マヒでひと言の言葉も発し得なかった15歳の少年の、生前の命の絶唱の話

五つ目の物語
母親が亡くなった深い悲しみを生き抜いている少年の前に現れた神様の話

いずれも自らの幼少期の物語とシンクロさせながら、いろんなことを考えてしまった。
澄んだ池に一滴の水がポツーんと落ち水面がゆっくりと波打っているような、余韻が広がってくる作品である。

【関連するおすすめ本】
藤尾秀昭著『小さな経営論 −人生を経営するヒント』
東井義雄著『自分を育てるのは自分』
大津秀一著『死ぬときに後悔すること25』