沈まぬ太陽映画「沈まぬ太陽」(山崎豊子原作、若松節朗監督)を観ました。上映時間中に休憩が入るという3時間22分におよぶ長時間の作品なのに、時間の長さを全く感じなかったほどにのめり込んだ大作。是非観て欲しい作品です。
報復人事や不正経理、政府への利益供与や贈賄・・・実際にあったのだと思います。映画の中の国見会長が、郵政の西川氏と同じに見えます。国見会長が「王道」と書かれた掛け軸を下したシーンに、この組織のすべてがあると思いました。そしてこの組織に、この業績あり。すごいタイミングでの公開です。権力は腐敗します。信念を貫き、王道を進む男の生き様というもののカッコ良さの方に私は憧れます。


沈まぬ太陽〈3〉御巣鷹山篇 (新潮文庫)沈まぬ太陽〈3〉御巣鷹山篇 (新潮文庫)
著者:山崎 豊子
販売元:新潮社
発売日:2001-12
おすすめ度:4.5
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