昨日も一昨日も、「行動」「結果」に関することを書いたので、引き続きその話を。

実は、余りにも価値の高い本だと思ったので、ブログで紹介するのはやめようと思った本がある。この本だ。著者は、いわずと知れた著名なコンサルタント。

この本の中に、あるカイロプラクターの話がある。
このカイロプラクターは、たった1人で年商数億円の診察所を次から次への開業させ、どの診療所にも毎月多くの新しい患者が訪れた。平均的な診療所が1年かけて集める患者数をわずか数か月で集めてしまうため、全国的に名前が知られる存在となった。

そこで、彼は、いつもこんな質問をされる。
「どうしたら1か月で、100人の新しい患者が集まるんですか?」

これに対する彼の答えは、著者も忘れることができないという。
「そのご質問には、望みどおりの答えはできません。なぜなら100人の新しい患者を集められる方法なんて知りませんから。私が知っているのは、1人の新しい患者さんを得るための100通りの方法ですそして、そのすべてを実行しています



私も、この言葉をずっと忘れることができない。

何度も言っていることであるが、何事も「原因と結果の法則」がある。
新しいお客様がいないという「結果」に対する「原因」は、何か?



それは、やってないだけ。



昨日、アヴァンティ主催のダイレクトマーケティングセミナーへ行ってきた。今回の講師は、なんとアヴァンティ代表取締役の山口俊晴氏。どんなにマーケティングの本を読んでも絶対に得られない貴重な情報が詰まったセミナーだった。
有料セミナーなので内容には触れないが、山口俊晴社長自身の、自己啓発やビジネスへの情熱や圧倒的努力というものは人並み外れたものであると感じた。例えば、ダイレクトマーケティングをやるにあたり、ダイレクトマーケティングで有名な会社(それも海外の会社も含む)の「顧客」となっているのである。単なる資料請求ではない。自腹を切って買っている。そして、そこからのDMやオファーを徹底して研究している。それだけではない。そういう企業の社長に会いに行ったり、工場を見学しに行ったり、その道の専門家へコンサルティングを依頼したり・・・と、大量の「行動」をしているのである。だからこそ、「結果」が出ているのであろう。


看板を出しただけで新規顧客が現れるほど世の中は甘くない。
「結果」を出したいのであれば、猛烈に勉強して、「行動」すべきである。


【関連図書】
こころを動かすマーケティング
弱者の戦略
カンブリア宮殿 村上龍×経済人 社長の金言

【関連記事】
アラン・ローゼンスパン氏のダイレクトマーケティングセミナー