阪神大震災の時に震度7を経験したことがあるため、地震は怖くて仕方ありません。昨日は東京オフィスで寝泊まりしておりましたが、朝のあの地震は恐怖でした。被災された方にはお見舞い申し上げます。

東京駅に行くと、お盆の帰省の時期に、のぞみの一部が運休していたようで、大きな荷物を持った人たちでごった返しておりました。東名高速も通行止めになったらしく、台風も直撃し、せっかくの夏休みが台無しになった方も多いのではないかと思います。


私は、月に1度は旅行に出かけることにしていますので、この週末からしばらくお休みを頂きます。休んでいる場合ではないのですが、異国の地に行くことにより、自分を見つめ直し、自省し、ゆらぎかけた軸を元に戻すことができます。


大峯千日回峰行者であり、平成の名著『人生生涯小僧のこころ』の著者でもある住職・塩沼亮潤氏の新刊書『心を込めて生きる』(PHP研究所)を読んでいると、こんなことが書かれていました。

日々の雑事に取り紛れておりますと、体を維持するために食事はとるものの、「忙しい、忙しい」と仕事をすますためにまた走り回り、心の栄養をとることを忘れがちです。
そんな流れの中でも、ふとした時間に目を閉じて、自分の本来のありのままの心をいうものを見つめてみたときに、優しいところや、とても素直なところといった、本来の自分の心と出会うはずです。


この半年程いろんなことがあり過ぎました。
夏休みは、雑事に煩わされず、感性を磨き、感覚を研ぎ澄ます絶好の機会にしたいと思います。


心を込めて生きる心を込めて生きる
著者:塩沼 亮潤
販売元:PHP研究所
発売日:2009-03-18
おすすめ度:4.5
クチコミを見る