今日、テレビ東京『カンブリア宮殿』を見て、
「世の中にこんな会社があるんやなぁ〜」
と感心するとともに、思わず大笑いしてしまった。


広島を中心に全国120店舗以上を展開している21(トゥーワン)という会社がある。


これが実に面白い会社だ。


社員に対するノルマもなければ、管理職もいない。内部留保はしないという方針で、社員のボーナスが500万円を超えることもある。80億円以上も売上があるのに、内部留保しないわけなので毎期利益がほとんど無し。P/Lが怪しすぎるということで、税務調査を飛び越えていきなりマルサがやってきた・・・と、こんな会社。


ノルマも会議もなく、上司もいないわけだが、利益が出れば他社の平均年収相当のボーナスが支給されるわけなので、社員は自発的に働きますわな。


ただ、誰もが気になるのは、内部留保なくして、どうやって運転資金を回しているのか、という点。村上龍さんも、この点は本番前から気になってきたようです。


これがまたすごい発想で、「社員出資制度」なるものを導入している。「出資」というが、社員からの借入だと思われる。これが驚くことに、残高が10億円近くもある。だから、金融機関からの借入はなくても、運転資金が回るのだ(利益が出てないので、金融機関から借入れしたくても出来ないという事情もある)。
社員が、なぜ自分の貯金を会社へ貸し付けるのかというと、会社は当借入に対して最高10%の利息を支払っているからだ。社員からしてみれば、これほど「おいしい」資産運用はない(倒産リスクを度外視すると…)。使いきれないほどのボーナスをもらったら、会社に預けて運用すればいいのである。これは会社にとっても効果はデカい。社員が働ければ働くほど、自分の運用利回りが大きくなる。社員のやる気や忠誠心を高めるには最高の制度だ。


私はもう、企業の経営者になるつもりはないが、万が一、経営をすることがあれば、村上龍さんもタジタジになる程のこの会社が採用している様々な制度は参考にさせてもらおうと思う。
次回の『カンブリア宮殿』(29日)も、この21(トゥーワン)という会社の特集の続編が放映されます。面白いので是非見て下さい。