公認会計士武田雄治のブログ

公認会計士武田雄治のもう1つのブログです。

■関西でやってきました!

先週と今週だけで、関西で5本のセミナー・研修の講師をさせて頂きました。こんなに関西でセミナーが集中したのは初めてのこと。しかも、関西で連日100名以上の方がご来場頂けたのも初めてのことではないかと思います。本日の富士通様主催のセミナーには、雨の中、200名近い方がご来場頂いていたと思います。有難うございました!
お声掛け頂いた同窓生の方も有難うございました。私のセミナーを“はしご”してくれた方も有難うございました。ブログを見て飛び込みで来てくれた方も有難うございました。アシスタントの皆さまや受付の皆さま、お疲れ様でございました。本当に感謝致します!
まだ告知はできないようですが、1月、2月も何度か関西でセミナーを開催する予定です。またのご来場をお待ちしております!
来週は東京でセミナー4本です。読者の皆さま、遠慮なくお声掛け下さいませ。

▼セミナー配布資料(の一部)は無料でダウンロード可能です。
http://library.3cc.co.jp/modules/research/

■大人げない大人になれ!

大人げない大人になれ!大人げない大人になれ!
著者:成毛 眞
販売元:ダイヤモンド社
発売日:2009-11-20
おすすめ度:4.0
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●実におもろい! 人生をクリエイティブに面白く生きよう!

35歳という若さでマイクロソフト日本法人の社長となり、現在様々な会社の役員や顧問を兼職し、早稲田大学の客員教授も務める成毛眞(なるけ・まこと)さんの新刊書。

ビル・ゲイツや孫正義をはじめ大成功した経営者や、ノーベル賞を受賞した研究者のような世間の注目を集めるような飛びぬけた功績を残す人の要素として「大人げない」ことを挙げる。

「大人げない」とは、子供のまま大人になったような人物であり、好奇心旺盛で、熱狂的で、頭のネジが何本か外れたような人のことをいう。

例えば、こんな話が載っている。
成毛眞氏が初めてマイクロソフトの米国本社を訪れた時の話。
オフィスに足を踏み入れるなり目に入ってきたのは、口から血を流して廊下に倒れている社員の姿。
「この会社は大丈夫なのか・・・」と不安になったが、気を取り直して、ビル・ゲイツを探す。
しかし、オフィスのどこにもビル・ゲイツがいない。
「まさか」と思って廊下に戻ると、先程血を流して倒れていた社員がビル・ゲイツだった。血に見えたのは実はハンバーガーのケチャップで、食事をしながら廊下で寝てしまったらしい。。。

実に大人げない。というか、まるで子供だ。

成毛眞氏自身の大人げない話も載っている。
成毛氏は、大学卒業後、日産自動車の系列会社で勤務していたようだが、「なぜうちの会社は日産に納めていて、トヨタとは取引がないんだろう」と不思議に思い、上司になんの相談もせずに、トヨタに電話をかけて営業し、会いに行き、試作品の受注までとりつけたらしい。「これは、おそらく日本の自動車業界で最初の、系列を超えた取引だったのではないだろうか」(P77)というが、なんとも大人げなく、唖然とする話である。

そして、自身のブログに、本書の出版社をボロクソ書くあたり、大人げないったりゃ、ありゃしない(笑)。

最近は書評ブロガーとしても有名な成毛眞氏だけあって、末尾には「人生を大人げなく楽しむための本」が紹介されている。タイトルだけ見ても「大人げない」と思うような本ばかりであるが、一度読んでみようと思う。



■ちょっとすごい人

仕事の関係で、いつも決まった曜日の明け方早い時間にタクシーを拾い、近くの駅まで行く。朝早い時間なので、なかなかタクシーがつかまらずイライラさせられることが多かった。そんな生活が数カ月続いた。

ある日、たまたま通りがかったタクシーに乗って、駅まで向かった。ほんの5分程の距離だが、その5分の間に、「なかなかタクシーがつかまらず、毎週困るんだよなぁ〜」って話しをしたようだ。

すると、次の週から、その運転手が私の自宅の周りを周回してくれるようになった。

たかだか5分程度、800円前後の距離で、そこまでしなくても・・・と思ったのだが、それが何カ月か続いて、申し訳なくなり、運転手の携帯電話番号を聞いた。周回しなくてもいいから、来て欲しい時間に電話するので自宅の前で待っていて下さい、と。

今は、自宅の前で待っていてくれる。

心の中では本当に申し訳ないと思っている。なぜなら、そこまでしてもらっても800円しか払わないのだから。

運転手は、私の気持ちを察してか、この前、こんな話をしてくれた。

「武田様。
 武田様も同じだと思いますけどね、私も仕事は選ばないんですよ。ワンメーターのお客様も、1万円のお客様も全く平等に、安全で快適にお届けすることにしています。もう、タクシー運転手をして30年になりますけど、これは全く変わらないのです。
 今は、毎日朝5時から夕方5時まで、1日12時間の運転をしていますけど、“流し”の時間って殆どないのです。武田様のように、私の携帯電話番号をもってくれているお客様が30人前後いて、この多くの方が私の運転でないとタクシーに乗らないと言ってくれてます。毎日、仕事の往復を私のタクシーを使ってくれる上場企業の役員の方もいます。大阪の○○ホテルの支配人の方も毎日お届け、お向かいに向かいます。この30人様のご要望は何があってもお答えするということをやっているのです。今から来い、と言われたら、どこへだって向かいます。私がやっていることは、それだけです。
 この20年くらい、私の給料は減ったことがありません。不況だ、デフレだと、タクシー業界は逆境にさらされていますが、私は稼がせて頂いております。休みの日も電話が鳴り続けるということが悩みではあるのですけどね・・・(笑)。」

そんな話しを聞かせてくれるうちに、駅に到着。

「武田様。今日もお電話頂きまして、有難うございました。」
「武田様。いつものように領収書を発行しますね。」
「武田様。いつもの電車出発まであと5分です。今週も無理をなさらず、頑張って下さいね。」
「武田様。出張先でも野菜は取って下さいね。体は資本ですよ。」
「武田様。来週もお待ちしておりますね。本日はどうも有難うございました!!」



そして、駅に向かうと背後から聞こえてくるのである。

「いってらっしゃいませーーーーーーーーー!!!!」




私が、この運転手の「ファン」になったことは言うまでもない。

経営のヒントになれば幸いです。






■「税務弘報」(2010年1月号)に掲載されました!

税務弘報 2010年 01月号 [雑誌]税務弘報 2010年 01月号 [雑誌]
販売元:中央経済社
発売日:2009-12-05
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中央経済社の税務専門誌「税務弘報」において、1月号〜12月号まで合計12回にわたり
「This is IFRS !」というタイトルで、IFRSの解説コラムを執筆しております。

錚々たる執筆陣の中の一人として、執筆できることは光栄です。

■フェラーリはどこへ消えた? −お金が“いやでも貯まる”5つの「生活」習慣

「ふつうの億万長者」徹底リサーチが明かす お金が“いやでも貯まる”5つの「生活」習慣 (East Press Business)「ふつうの億万長者」徹底リサーチが明かす お金が“いやでも貯まる”5つの「生活」習慣 (East Press Business)
著者:トマス J スタンリー
販売元:イースト・プレス
発売日:2009-11-25
おすすめ度:5.0
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●本当の大金持ちが“資産を作る”ためにやってきた行動とは?


世界で200万部を突破した大ベストセラー『となりの億万長者』の著者、トマス・J・スタンリー博士(Thomas J.Stanley)の新刊書。
翻訳は、こちらも大ベストセラーで、私も何故が5冊位購入した『ユダヤ人大富豪の教え』の本田健さん。

この手の本を紹介することが多いので、私のことを「カネの亡者」のように言う輩がいるが、とんでもない。「生きるための知恵」である。だから先人の教えを学び、実行しているのである。

「金持ちのふりをしている人」は、高級住宅地に住み、高級車に乗り、ブランド品で満たすという消費を続ける。「本当の金持ち」は労働と節約に励み、欲望をコントロールする
これは、どんな類書にも書かれており、本書でも「億万長者が例外なくやってきたことである」(P29)と書いてある。

「本当の金持ち」は、社会的ステータスにある職業(医師や弁護士など)に就いているわけではなく、高級住宅地に住んでいるわけでもない。億万長者の中で時計の人気1位は「セイコー」であり、「ロレックス」を持っている人の半数近くはプレゼントされたものである。「外食のたびに100ドルもかけるなんてバカバカしい」と心底思っている億万長者は99.7%に上り、自宅で使用人に食事を作ってもらっている億万長者は4%程度である。億万長者が車にかける平均的費用は約3万ドルで、過去10年間フェラーリを所有もリースもしたことがない人は99.7%、ポルシェでも95.1%もいる。
金持ちが金持ちになったのは、ぜいたくをしているからではない。そして、金持ちが金持ちになれたのは、ぜいたくをしなかったからだ」(P57)。

では、社会的ステータスにある職業に就いていない人達(つまり、高額所得者ではない人達)が、なぜ億万長者になれるのか。
これも、類書に書いていることだが、「収入を財産に変える」からである。そのための知恵を学び、実践しているのである。

本書では、「収入を財産に変える」ことができない収支計算上の金持ちを「IA (income statement affluent)」と呼んでおり、「収入を財産に変える」ことができた億万長者を「BA (balance sheet affluent)」と呼んでいる(下図参照)。スタンリー博士がどちらを実践してほしくて本書を上梓したのかは言うまでもない。

問題は、これらの知恵を学び、決断し、実践することである。決断とは、何かを犠牲にすること、何かを捨てることである。

トマス・J・スタンリー
































【関連本】
岡本吏郎「サラリーマンのためのお金サバイバル術」
ロバート・キヨサキ「金持ち父さんの新提言 お金がお金を生むしくみの作り方」
橘 玲「知的幸福の技術―自由な人生のための40の物語」
森 剛志「新・日本のお金持ち研究」
野瀬大樹、野瀬裕子「20代、お金と仕事について今こそ真剣に考えないとヤバイですよ!」
橘 玲「貧乏はお金持ち──「雇われない生き方」で格差社会を逆転する」



■お買いもの

IFRS2009日本語訳熱狂できる玩具、買いました。

■「会計人コース」(2010年1月号)に掲載されました!

会計人コース 2010年 01月号 [雑誌]会計人コース 2010年 01月号 [雑誌]
販売元:中央経済社
発売日:2009-12-03
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はやいもので、「会計人コース」の2010年1月号が発売されました。
「情熱会計士日記」の第5話を執筆しました。以前も書きましたが、第5話は特別な思いを込めて書きました。

『…この出来事により、過去何十年という監査の歴史や体験の中から昇華して出来上がった現行の監査制度がいかに優れたものであるかということを痛感した…』

「リスク・アプローチ」のことを指していますが、この時に痛感したことが、拙著「決算早期化の仕組みと実務」の根本的思想につながっています。

■天賦の才能

以前、JALで海外に行った時、機内上映ビデオで歌手ビリー・ジョエルのプレミアムコンサートが放映されていた。

コンサートといっても、フィラデルフィアのペンシルベニア大学内の講堂のような場所で行われた学生向けの「講義」のようなもの。

ステージの上には、スタンドマイクとピアノ1台のみ。
学生に向けて、コメディアンの如く手振り身振りを交えて話したかと思うと、ピアノに向かって影響を受けた曲や自作の曲を演奏し、また学生からの質問にも応じるという非常に貴重な映像。スタンディング・オベーションをしたくなるような素晴らしい映像だったので往復とも(2回)見てしまった。

学生との質疑応答の中で、こんなやり取りがあった。

確か、学生が「あなたは、天賦の才能を信じますか?」というような質問をしたと思う。

これに対して、ビリー・ジョエルはこう答えるのである。
「誰にでも、いくつもの才能が与えられているはず。
 大切なことは、それを磨き続けることだ。」

「honesty」や「piano man」や、その他数えきれないほどの名曲を生んできたビリー・ジョエルをもってしても、やはり努力の人なのである。マイケル・ジャクソンの「This is it」を見ても思った。
“努力し続けること、磨き続けることが、成功するための唯一の道。”


【関連記事】
天職というのは天から与えられるものではない!
前人未到の9年連続200安打を達成したイチロー選手の思考法
「型」にハメる!



ピアノ・マン:ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ビリー・ジョエルピアノ・マン:ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ビリー・ジョエル
アーティスト:ビリー・ジョエル
販売元:Sony Music Direct
発売日:2005-01-01
おすすめ度:4.0
クチコミを見る

■決算早期化4時間セミナー & IFRS2時間セミナー 終了!

順序が前後しますが、先週、企業研究会主催の「決算早期化セミナー」と、Alex-net主催の「IFRSセミナー」がありました。

両方とも有料セミナー。有料セミナーなので、無料セミナーでは話さないような話もしました。少々マニアックな話しもあったかもしれないが、多くの方が私の話に頷きながら聞いて下さっていました。終了後も多くの来場者の方から感謝の言葉も頂きました。嬉しい限りです。

早速、来場者の方がブログで紹介してくれていた。
せっかくだから、リンクを貼らせてもらいました。
武田雄治先生、ありがとうございました!
明日もIFRSセミナーです

■ISID主催 IFRSセミナー終了!

昨日、ISID(株式会社電通国際情報サービス)主催のIFRS対応実践セミナーにおいて、講師を務めさせていただきました。地元関西でのセミナーは嬉しいですね。
与えられたテーマが『IFRSに準拠した法定開示書類作成のポイント』というもので、“IFRSに準拠した法定開示書類”がどうなるのかも分からない状況で、“ポイント”を話しするのは難しいなぁー、と思っていたのですが、たまたま同日の朝刊に開示規制に関するわたくしのコメントが掲載されたことから、その話も交えながら、IFRS開示に向けての留意事項をお話しさせて頂きました(相変わらずのフルアドリブで…)。事前に資料を作ったものの殆ど使わなかったのですが、せっかくなのでこちらから入手できるようにしておきました。

前回新聞に掲載された時もそうでしたが、多くの電話、メール、有難うございます。今回は顔も出ていたため、「あれはお前か?」的な連絡はなかったので数は減りましたが、中にはサンディエゴへ短期留学していた時のハイスクールの同級生から連絡があったり、海外に赴任している友達からも連絡があったりと、マスメディアの影響の大きさを改めて知りました。
新刊書
公認会計士


プロフィール
公認会計士 武田雄治


●武田公認会計士事務所 代表
●関西学院大学 非常勤講師

武田雄治


■武田雄治本人によるコンサルティング、セミナー、執筆、取材等のご依頼は、武田公認会計士事務所のHPよりお願いします。
■業者様からの営業はお断りしております
■ブログのコメント欄に、コンサルティング等のご依頼や、個別案件についてのご質問・お問い合わせ等を書かれても、回答出来ませんのでご了承ください。

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