公認会計士武田雄治のブログ

公認会計士武田雄治のもう1つのブログです。

体罰は指導者が怠けている証拠

まっとうな意見だと思います。

[朝日新聞]桑田真澄 「体罰は自立妨げ成長の芽摘む」

指導者が怠けている証拠でもあります。暴力で脅して子どもを思い通りに動かそうとするのは、最も安易な方法。昔はそれが正しいと思われていました。でも、例えば、野球で三振した子を殴って叱ると、次の打席はどうすると思いますか? 何とかしてバットにボールを当てようと、スイングが縮こまります。それでは、正しい打撃を覚えられません。「タイミングが合ってないよ。どうすればいいか、次の打席まで他の選手のプレーを見て勉強してごらん」。そんなきっかけを与えてやるのが、本当の指導です。

体罰を受けた子は、「何をしたら殴られないで済むだろう」という後ろ向きな思考に陥ります。それでは子どもの自立心が育たず、指示されたことしかやらない。自分でプレーの判断ができず、よい選手にはなれません。そして、日常生活でも、スポーツで養うべき判断力や精神力を生かせないでしょう。


【関連記事】
2012/7/19 「今までの自分を、超えろ」
2012/7/20 子供は何も悪くない

活動記録を更新

武田公認会計士事務所ホームページの「活動記録」を更新しました。

武田公認会計士事務所

2012年末までの活動記録を更新しました。

嬉しい書評

拙書『社長のための 1年で会社を黒字にする方法』に対する嬉しい書評を書いて下さっているブログです。

http://ameblo.jp/wanio-account/entry-11444246459.html


>この本には3〜5冊分くらいの内容が入っていると私は思っています。

その通り!
加減を知らんのです。。。

大富豪インド人のビリオネア思考

大富豪インド人のビリオネア思考大富豪インド人のビリオネア思考
著者:サチン・チョードリー
販売元:フォレスト出版
(2012-10-20)
販売元:Amazon.co.jp


海外に渡って暮らす中国人を「華僑」というように、インド国外に住んで活躍しているインド人を「印僑」というようです。アメリカ在住の「印僑」の9人に1人は年収1億円以上おり、「印僑」のビリオネアは全世界の10%を占めるともいわれているようです。しかも、その多くは一代で財を成す大富豪だとか。

その印僑大富豪に共通するのは、あるものを使っていること。

それが「ジュガールjugaad)」。

ジュガールとは、印僑に伝わるある『成功法則』。

日本に住むインド人の著者も、このジュガールを使うようになってからビジネスで成果を上げ、「カンブリア宮殿」などメディアでも取り上げられたことがあるようです。

書かれている内容は
 ●願望を明確にしろ
 ●潜在意識に刷り込め
 ●枠を超えろ(コンフォートゾーンを抜けだせ)
 ●大局観を持て
 ●決断しろ
 ●意思決定しろ
 ●セルフ・エフィカシー(自己評価)を高めろ
 ●周りの力を借りろ

といった、いわゆる成功原則が書かれております。

印僑大富豪に特有の教育システムか何かがあるというわけではなさそうで、ジュガールとは何かという点はしっくりきてませんが、原理原則を「16段のステップ」に分けて体系立て説明されており(P26参照)、非常に読みやすい自己啓発書でした。

金持ち父さんの お金を自分のために働かせる方法/ロバート キヨサキ

金持ち父さんの お金を自分のために働かせる方法金持ち父さんの お金を自分のために働かせる方法
著者:ロバート キヨサキ
販売元:青春出版社
(2012-12-21)
販売元:Amazon.co.jp

ロバート・キヨサキの新刊書。雑誌の連載を書籍化したもの。

『金持ち父さん貧乏父さん』と重複する内容もありますが、勉強になります。

以下、私の読書メモ。
■金持ちになる最善の方法は、「お金」「お金を働かせる方法」について、あなた自身の知識を増やすことだ。(P52)
■もしあなたが今、「キャッシュフロー・クワドラント」の左側にいるなら、今こそクワドラントを変えるべきときだ。通貨戦争がさらに激しくなれば従業員や自営業者にとって状況は厳しくなるばかりだ。(P26)
■クワドラントの右側に映るための最善の策は、「フィナンシャル教育」を身に付けることだ。(P26)

マイホームは資産ではない(P85)
■マイホームを持つことは一生の「夢」であり、最大の投資だ。持っていないより持っていたほうがましだという気持ちもわかる。
 ただ、私が言いたいのは、金持ちになりたいとか、お金の心配から解放されたいと真剣に願うのであれば、本物の「資産」とは何かを理解し、まず本物の「資産」を買ってキャッシュフローを増やすことに集中しなければならないということだ。(P87)

■成功の秘訣を一つ教えよう。後で「売るときに」ではなく、物件を「買うときに」すでに儲けられるようにしておくことだ。(P89)。
■真の分散投資とは、次の4種類の資産のすべてに投資することだ。(P51)
 1.ビジネス
   キャッシュフロー(不労所得)を生む自分のビジネスを持つ
 2.不動産
   キャッシュフローを生む投資物件を持つ。
 3.ペーパーアセット
   市場が上げても下げても儲かるテクニカル投資をする。
 4.コモディティ(商品)
   金や銀、石油などの商品で投資のリスクヘッジをする。

■人生の成功者とそうでない者の違いは、いまの世界で問題になっていることや足りないものに気づき、そこにチャンスを見いだせるかどうかだ。(P171)
■考え方を変えるには、まず環境を変える必要がある。(中略)環境が変わると、あなたの考え方が変わり始めるのを、あなた自身が実感することだろう。(P75)


本書は、上述のような「投資」に関するアドバイスだけではなく、「経営」「起業」に関するアドバイスもなされており、個人的にはそちらの方が有益でした。

例えば、創業100年を超える「イーストマン・コダック」が、社員13名の「インスタグラム」に負け、破産した事例を取り上げ、「起業家マインド」「情報スピード」の大切さを説いています。(P174〜)

また、好調だったビジネスが伸び悩みはじめたときには、「基礎的な対策」「抜本的な対策」があるといいます。(P212〜) これは説明すると長くなるので省略しますが、経営者・起業家にとっては相当貴重なアドバイスだと思います。

なお、ロバート・キヨサキといえば、所有する会社の一つが訴訟を受け倒産したというニュースが昨年流れましたが、これはあくまで彼が所有する会社のうちのひとつに過ぎず、彼の個人資産はちゃんと守られているとか。


会議、多すぎませんか?

昨年末に、大阪某所にて中小企業経営者向けのセミナーの講師をさせて頂く機会がありました。

テキストには拙著「社長のための1年で会社を黒字にする方法」を使用しました。

今回ご来場頂いた経営者は、そこそこ儲かっている会社の経営者がほどんどだったと思いますが、それでも拙著で紹介している「コスト削減」の事例(第6章)、特に「見えないコストの削減」の事例には驚かれていた方が多かったです。

セミナー後の懇親会の席でも、

「経費精算は月1回で十分やなぁ」
「銀行口座が多すぎるかもしれへんなぁ」
「ウチは経理部員が多すぎるんちゃうかな」
「ウチは会議が多すぎると思ったわ」


といった声を聞きました。

これまで黒字社長塾のセミナーにご来場頂いた社長さんの中にも

「これ以上コスト削減に余地はない!」
「売上を上げるしかない!」


という方は少なくありませんでしたが、拙著に掲載している日本電産のP/Lと比較してみて下さい。まだまだコスト削減はできるのではないでしょうか。

「見えるコスト」以上に「見えないコスト」の削減の効果は大きいと思います。1ヶ月で売上はあがらないかもしれませんが、コスト削減はその気になれば1ヶ月で効果が出ます。絶対に黒字にするために「見えないコスト」も洗い出してみて下さい。

(以上、黒字社長塾facebookページより)


「瀕死の状態から1年後に過去最高益を達成した会社の成功事例」のDVD発売中!


大好きなことをやって生きよう!/本田健

大好きなことをやって生きよう!大好きなことをやって生きよう!
著者:本田健
販売元:フォレスト出版
(2012-12-20)
販売元:Amazon.co.jp


新年1冊目のオススメ本は、本田健さんの新刊書。

「大好きなことをやって生きよう!」と言われても、そんな簡単に「大好きなこと」は見付かりません。
実際に大好きなことをやって成功している人でも、ほとんどの人が「偶然」に出会っているからです(P87)。

では、どうやって「大好きなこと」を見付けたらいいのか。
P84以降で具体的に書かれていますが、この質問に答えることで見付かるのではないかと思います。

あなたには、過去に「やりたい!」と思っていながら、ついにできなかったことはありますか?(P97)

私の場合、書き出して見ると、かなりありました。
「もしあの時これをやり続けていたら、今頃は◯◯になっていたかもしれん!」
と思うものもいくつかあります。

本田健さんは、これが「才能の原型」ではないか、といいます(P90)。
そして、その「才能の原型」は、どんな人にも複数あるといいます(P92)。
ひとつひとつの才能は二流、三流レベルでも、それらを掛け算すると奇跡が生まれる(P96)という点は、とても共感できます。

本書は、その「才能の原型」をもとに
●才能をパッケージ化し、
●戦略的に「大好きなことをやる」人生にシフトさせ、
●願望を達成させ、
●「大好きなこと」でお金持ちになる

というところまで導いてくれます。

途中、メンターに弟子入りして夢を実現する方法についても1章を割いて説明してくれています。

2013年の年始に読むにふさわしい本でした。オススメです。




修身

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元旦から郵便物が届くので何かと思ったら、以前から定期購読している「致知」の最新号でした。最新号の特集は『修身』。テレビに飽き飽きしてきたので、元旦から「致知」を熟読してしまいました。

「四書五経」の一つであり、上に立つ者の必読書とされる『大学』において、人間がステップアップするための8条目(格物、致知、誠意、正心、修身、斉家、治国、平天下)の中で最も重んじるものがこの『修身』

『修身』の度合いを心理学的に考察した薄衣佐吉(うすぎさきち)という方がいます。薄衣佐吉は公認会計士でもあり、故人であるにも関わらずその名前は監査法人の名前として残っているという偉大な人物です(監査法人薄衣佐吉事務所)。

本号でこの薄衣佐吉に関する記事が掲載されていました。

薄衣佐吉氏は、心は発達するものであり、、以下の7つの段階があるといいます。
【1】自己中心・・・赤ちゃんの頃、自分の欲求だけで生きている
【2】自己準備性・・・幼稚園児の頃、用事を手伝ったりする
【3】自立力・・・成人を向かえ自立する
 -----------------------------------------------------
【4】開発力・・・困難に立ち向かい、開発改善していく力を持つ
【5】指導力・・・40〜50代になり部下を指導していく
【6】包容力・・・好き嫌いを超えて人を包容していく
【7】感化力・・・その人がいることで自ずと感化を与えていく、最高の状態

薄衣佐吉氏は、心の発達はこの7段階があると仮設を立てて実証していったのですが、人は歳月とともに身体的年齢は増えるが、心の発達は必ずしも歳月に比例せず、75%の人が【2】の段階で終わり、15%の人が【3】の段階で終わるといいます。つまり、【4】以上に至るのはたったの10%。私自身も、今どの段階にいるのかと考えると、まだまだ心は未熟であると認めざるを得ません。

別の記事で読んだことがあるのですが、薄衣佐吉氏はこの心の発達の7段階と企業発展との関連を研究されていたようで、行き詰まる企業は決まって経営者のほとんどは【1】【2】の段階であり、逆に繁栄している企業の経営者ほど【4】【7】の段階にあり高い人間性を培っていたといいます。つまり、企業繁栄には経営者の「人格」が重要だということです。

私が尊敬する経営者をみてみると、すべての人物が経営的な能力のみならず、人格的な能力を持っています。「右手に算盤、左手に論語」ではありませんが、必ず人格者であり、確固たる思想、哲学、宗教観を持っています。

既に一年の計は立ててますが、超長期的にはもっと大切なことをやらなければならないと思った次第です。


【参考図書】
(ポケット版)「大学」を素読する(ポケット版)「大学」を素読する
著者:伊與田 覺
販売元:致知出版社
(2012-02-17)
販売元:Amazon.co.jp

「四書五経」の名言録―儒教の精神・経営の心 (日経ビジネス人文庫)「四書五経」の名言録―儒教の精神・経営の心 (日経ビジネス人文庫)
著者:守屋 洋
販売元:日本経済新聞出版社
(2010-12-02)
販売元:Amazon.co.jp

修身教授録 (致知選書)修身教授録 (致知選書)
著者:森 信三
販売元:致知出版社
(1989-03-01)
販売元:Amazon.co.jp

心を高める、経営を伸ばす―素晴らしい人生をおくるために(PHP文庫)心を高める、経営を伸ばす―素晴らしい人生をおくるために(PHP文庫)
著者:稲盛 和夫
販売元:PHP研究所
(2004-04)
販売元:Amazon.co.jp

明けましておめでとうございます

昨年も本ブログをご覧頂きまして誠にありがとうございました。

今年も楽しみながらブログを更新していきたいと思いますので、また訪ねてもらえれば嬉しいです。

No Fun,No Life !!
です。

何事も、楽しんでいる人にはかないません。ブログも仕事も楽しんでいきたいと思います。

年末は今年も南国で過ごしました。ピークをずらして行ったので、海はほぼ独占でした。

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2012年下期 良かった本

恒例のこのコーナー。
この下半期(7月〜12月)に私が読んだ本の中で、良かった本を挙げていきます(順不同です)。


ぼんやりの時間 (岩波新書)ぼんやりの時間 (岩波新書)
著者:辰濃 和男
販売元:岩波書店
(2010-03-20)
販売元:Amazon.co.jp

私が今年1年に読んだ本の中で、最もオススメの本。何度読み返したかも分かりません。ぼんやりする時間の貴さを教えてくれた本。仕事に追われている時や、人生を見失いそうになった時に、あえてぼんやりの時間を持つようにしています。旅行に行ったり、散歩したり、ジムに行ったり、ただぼーっとしたり・・・。そういう時間も大切なんだと思います。本書で紹介されているアン・モロウ・リンドバーグ著「海からの贈物」もかなりオススメです。



読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門
著者:佐藤 優
販売元:東洋経済新報社
(2012-07-27)
販売元:Amazon.co.jp

月平均300冊の本を読む知の巨人 佐藤優氏の「本の読み方」の本。
「既知の部分を何度読んでも時間の無駄」(P27)であり、「教養のための(略)というような、動機があいまいなままだらだら学習することは時間と機会費用の無駄」(P171) という点など突き刺さりました。
書評はこちら



なぜ、あの会社は儲かるのか? ビジネスモデル編なぜ、あの会社は儲かるのか? ビジネスモデル編
著者:山田 英夫
販売元:日本経済新聞出版社
(2012-07-24)
販売元:Amazon.co.jp

経営者は絶対に読んだ方が良いです。これが1400円はおかしい。
書評はこちら
本書を読んだ後は「ビジネスモデル・ジェネレーション」を是非。



人間の基本 (新潮新書)人間の基本 (新潮新書)
著者:曽野 綾子
販売元:新潮社
(2012-03-16)
販売元:Amazon.co.jp

その名の通り「人間の基本」を問う本。



家庭教育の心得21家庭教育の心得21
著者:森 信三
販売元:致知出版社
(2010-01-21)
販売元:Amazon.co.jp

森信三先生の書籍、特に「修身教授録」は絶対に読むべき本だと思いますが、こちらも。
「母親のための〜」とありますが、母親でなくても読むべき本です。


【過去に紹介した良かった本】
2012年上期 良かった本
2011年下期 良かった本
2011年上期 良かった本
2010年下期 良かった本
2010年上期 良かった本
2009年下期 良かった本
2009年上期 良かった本
2008年 良かった本
新刊書
公認会計士


プロフィール
公認会計士 武田雄治


●武田公認会計士事務所 代表
●関西学院大学 非常勤講師

武田雄治


■武田雄治本人によるコンサルティング、セミナー、執筆、取材等のご依頼は、武田公認会計士事務所のHPよりお願いします。
■業者様からの営業はお断りしております
■ブログのコメント欄に、コンサルティング等のご依頼や、個別案件についてのご質問・お問い合わせ等を書かれても、回答出来ませんのでご了承ください。

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