公認会計士武田雄治のブログ

公認会計士武田雄治のもう1つのブログです。

ぶっちゃけ、1日何時間働いてますか?

興味深いサイトがありました。

8時間の勤務時間中、本当に生産的なのは3時間だけ:研究結果

出処はアメリカの記事のようですが、アメリカ人の平均的な労働時間は1日8.8時間のうち、生産的な時間は3時間くらいだという内容。

ほとんどの社員が勤務中にやっている「非生産的な活動」には、次のようなものがあるといいます。
1.ニュースサイトを読む  :1時間5分
2.SNSをチェックする  :44分
3.同僚と仕事と関係ない話をする  :40分
4.転職先を探す   :26分
5.タバコ休憩   :23分
6.恋人や友だちと電話をする  :18分
7.コーヒーやお茶をいれる  :17分
8.携帯でメールをする  :14分
9.おやつを食べる  :8分
10.社内で食事をする  :7分
ネットを閲覧している時間(赤字の3つ)だけでも2時間以上あるというデータです。

この記事を読む限り、会議・打ち合わせなどは「生産的な時間」に含めているようですが、実際のところ、会議などは「非生産的」なものが多いので、「生産的な時間」は3時間もないだろうと思います。

私が、『1日2時間仕事術』というエントリーをした時は、非常に大きな反響がありました。「ホントに2時間しか仕事してないのですか?」と多くの人から言われたのですが、仕事を1日2時間で終わらせること以上に、生産的な時間を1日2時間確保することの方が遥かに難しいのです。毎日1日2時間、週に14時間は、ホンキで集中して業務に没入すると決めてますが、それを習慣化できれば、成果物の量も質も”神ってくる”と思います。



あの分厚かった『7つの習慣』が、ようやくコンパクトサイズになりました。

完訳 7つの習慣―人格主義の回復
スティーブン・R. コヴィー
キングベアー出版
2016-06

人生は「捨てる」ことで決まる。

昨日のエントリーをした直後に、友達から
「やることがいっぱいいっぱいで気持ちに余裕がない時はどうしたら良い?」
とLINEがきました。

そういう時は、ポジティブな開き直りで、
 ●やらないことを決める
 ●明日に回せるものは回す

べきです。

「To Do List」は捨てるべきです。

私が何十回と読み返しているジェームス・スキナーの『成功の9ステップ』には、タイムマネジメントについて、以下のように書かれています。
「時間管理とは最も大切なことを実行することだ」
「一番大切なことを一番最初に行い、二番目に大切なことををまったく行わないということだ」 


拙著『社長のための 1年で売上が急上昇する「黒字シート」』でもタイムマネジメントについて書いており、『ドット(点)型』の時間の使い方を提唱しております。

大袈裟ではなく、この時間の使い方ができるかどうかで人生も年収も変わると思ってます。参考にしてみて下さい。

死ぬほど疲れたときは、とりあえず休もう。

足


佐藤優さんの『知の教室』より。

私は朝5時に起床し、起きたその瞬間から仕事にとりかかります。家から仕事場に移動する時間を除けば、昼過ぎまでの7時間半は原稿執筆。集中して仕事ができるのは、基本的に脳の活動が活発な朝です。睡眠は中学1年生以来3時間だったのですが、最近は健康を考えて4時間に伸ばしました。

6年前に体調を崩して入院したときまで、「脳を休める」ことについて私はまったく意識したことがなかった。その際に医師に忠告されたのが交感神経と副交感神経の働きを意識すること。つまり、活動しているオンの時間と休息するオフの時間のメリハリをつけることでした。

医師の小林弘幸さんの『超一流の人の「健康」の極意』とういう本によると、「交感神経」はアクセルで、「副交感神経」はブレーキ、この両者のバランスを保つことが大切だといいます。ストレスや不安があると、副交感神経に打撃を与え、自律神経の乱れ(=心と体の不調)を招くのです。

ですから、何となくしんどい、調子が悪い、集中できない、やる気が出ない・・・と感じたら、「ブレーキ踏め!」という合図だと思って、立ち止まる方が良いと思います。佐藤優さんの言うように、オンとオフのメリハリをつけないと、ホントに体を壊してしまうかもしれませんし、場合によっては死にいたりますので。

私はいつも仕事ばかりしているように思われるのですが、仕事時間は一般的な会計士さんの半分程度だと思いますし、調子が悪いと思ったときは、とりあえずPCからは離れて違うことをするようにしています。

以前紹介しましたが、ストレス対策としてコーピング(coping)という手法があります。コーピングとは、予め「気晴らし」をリストアップしておき、ストレスを感じたら、リストアップした「気晴らし」を実行するというもの。

私の場合、調子が悪いと感じたら、8時間以上寝る、何もせずボーっとする、緑のある所に行く、体を動かす(ストレッチ、筋トレ、走る、泳ぐ)、ひたすら本を読む、一人で飲みに行く、旅行に行く・・・といったことを意識的に組み合わせながら、体調を回復させています。こういうことを習慣化できれば、慢性的に疲れが溜まるということは回避できるのではないかと思います。

ちなみに、梶本修身著『すべての疲労は脳が原因』によると、疲労回復には睡眠だけでなく、食事環境もポイントになるようです。私はイミダペプチドを常用してますが、以前より疲労を感じにくくなりました。

写真は、庭で本を読む私(の足)。

大阪にいます

決算早期化セミナー


TKC様主催の決算早期化セミナー、名古屋東京と続き、フィナーレは大阪。

今回も素敵な会場でした。

3会場で総勢約500〜600名の方にご来場頂きましたのではないかと思います。ご来場頂きました皆様、TKCの関係者の皆様に感謝申し上げます。今回はご来場者が多すぎて、ほとんど名刺交換も出来ておりませんので、ご来場者の皆様は是非ともご感想なり、ご意見なりをメールして頂ければ幸いです。

今日もセミナー終了後は脱力でぶっ倒れそうでした。週末はゆっくり休みます・・・。



セミナーアンケートより。
●久々に良いセミナーだった。
●久しぶりに引き込まれるセミナーでした。
●決算早期化へのアツイ想いの伝わる講義でした。
●素晴らしい内容。
●とても有益な時間でした。早速実践してまいります。
●発言の全てに納得でした。
●決算早期化に向けて、やるべきことが明確になりました。
●決算早期化の手順が見えました。
●決算早期化に行き詰まっていたが、前進できる道が見えた。
●これまで「なんとなく」早期化を目指してましたが、具体的に何をすべきかが分かり、大変参考になりました。
●意識変革を迫られる内容でした。
●直ぐに実践出来る内容ばかりで、非常に参考になりました。

●「4月1日からが決算ではない」というのが心に響いた。
●今後の「経理部の在り方」が参考になった。
●決算の標準化するきっかけとなった。
●身近な所に改善できることが多いことに気付きました。
●弊社もまだまだ粗削りな点がある事に気付きました。明日から改善していきます。
●他社事例を聞く中で、自社の状況・問題点が分かりました。

●「決算資料の見直し」でそこまで決算早期化が出来るとは驚きでした。
●「決算資料の見直し」という発想の転換には感心しましたし、誰でもできる手法にとても魅力を感じました。
●業務の標準化に取り組んでいる所だったが、資料の標準化も重要であると感じた。
●資料の標準化、監査の受け入れ方の話はとても参考になった。
●共有フォルダの整理から取り組んでいきたいと思います。

●弊社はまさに「縦割り」、「属人化」です。会社に持ち帰り問題提起したいと思います。
●「森を見る視点」が抜けていたことに気付かされました。
●「決算マクドナルド化」を目指します。
●武田先生にご来社頂きたいと思いました (←是非ご連絡下さい!)




▼現在空席のあるセミナーは以下のとおりです。
OBC様・ビジネストラスト様共催 決算早期化セミナー(無料、9月27日(火)大阪)
OBC様・ビジネストラスト様共催 決算早期化セミナー(無料、11月17日(木)大宮)
日本経営協会主催 決算早期化セミナー(有料、11月11日(金)東京)

成功している人たちというのは、信じがたい努力をしてる

日本電産永守社長のインタビュー記事。

[週刊現代]日本電産・永守重信会長「ダメな経営者はすぐ分かる」

共感できることが多い記事です。

成功は、まず夢を見ることから始まると思っています。会社のトップが小さい目標を持つのはダメですよ。経営者の最大の仕事は、夢を形にすること。それができない経営者の下には、将来のある若者や人材は集まってきません。

若い経営者たちに言いたいのは、人は人を裏切ることがあるけど、努力は絶対にその人を裏切らないということです。私はいろんな方とお会いしてきましたが、結局、努力した人が最後まで勝ち残っています。一度成功したからといって六本木に飲みに行ったり、遊んだりしていたら、それはダメな経営者。それ以上の成功は望めません。

成功している人たちというのは、信じがたい努力をしています


【関連記事】
2016/4/5 成功者は努力を習慣化している。だから努力を努力と思わない。

脱力

3の倍数の月はセミナーが続きます。

今日は、プロネクサス様主催の決算早期化セミナー。

14回目の開催(=13回目のアンコール開催)でした。

1回目の開催が2010年ですから、7年連続で開催させて頂いています。

プロネクサス様も営利の為にやっていますので、セミナー来場者数が一定以上でなければ、また、アンケートの評価が一定以上でなければアンコール開催はないはずです。13回もアンコール開催して頂けるというのは、ホントに有り難いことです。既に16回目の開催まで決まってます。

セミナーの依頼を引き受けるということは、ステージの真ん中に立つということであり、ある意味、エンターテイナーに成り切らなければならないと思っています。それができないなら、私はセミナー講師は引き受けません。やる限りはホンキ。ぶっ倒れそうになることもあります。

今日は燃え尽きました・・・


四日市に行きました

四日市とんてき


その日食べたものをアップするようなブログにはするまい

と思ってましたが、

某誌を見てたらトンテキなるものを食べたくなり、トンテキ発祥の地の四日市に生まれてはじめて行って、トンテキを生まれてはじめて食べたら、想定外の美味しさだった!

ということを伝えたく、トンテキ定食の写真をアップしてみました。

ちゃんちゃん。

新しく事業をはじめる人が考えるべきこと

相変わらず、独立・起業の相談が多い。

先日、『やがて哀しき起業家たち』というエントリーをしましたが、ここでも書いたとおり、私は「起業なんて安易にするもんじゃない」と思っています。だから、独立・起業ができないと思う人に対して、根性論で背中を押すというような無責任なことはできない。

私は声がデカイ人とか、うるさい人が苦手なので、厚切りジェーソンって方が苦手なのですが、彼が某誌において「自分の価値が相手にどれほど貢献できているかで決まるから、勉強して自分の価値を高めないと、給料も増えない。それがすべてですよね。」と言っていたのには激しく同意しております。私は、自分のバリューと年収は収束していく、と考えてます。

だから、こんなこと言っちゃナンですけど、独立・起業後に生きていけるのかどうかという心配はするだけ無駄で、厚切りジェーソン氏が言っているように、自分の価値が相手に貢献できるかどかで決まっているわけです。



独立・起業する人が本当に悩むべきことは、(1)「事業ドメイン」(=何をすべきか)と、(2)「ビジネスモデル」(=どうやって儲けるか)ですが、多くの起業家はこの2点を考えてない。

拙著『社長のための 1年で売上が急上昇する「黒字シート」』という本に、以下のような図(ワークシート)を載せています(P102)。

▼事業ドメインの決定
ビジネスシナリオ事業ドメインの決定


この図は、「事業ドメイン」(=何をすべきか)を決定するためには、「求められること」、「したいこと」、「できること」の3つの輪が重なっているところを見なければならない、ということを示しています。「したいこと」だけをやってもダメだし、「できること」だけをやってもダメ。しかし、多くの独立・起業志望の方の話を聞いていると、「・・・がしたい!」、「・・・ができる!」ということはハッキリとしていますが、「それって社会から求められていますかねぇ・・・・・・???」となることが多い。独りよがりなプランニングでは、おそらく失敗すると思います。


和式の便器はどんなに頑張っても売れません。


そのため、「事業ドメイン」を決定するにあたっては、「したいこと」、「できること」といった内部環境考察よりも、「求められること」という外部環境考察が重要です。

「内部環境考察」→「事業ドメイン」の決定、ではなく、
「外部環境考察」→「内部環境考察」→「事業ドメイン」の決定、というモノの見方・考え方が必要です。

私が黒字社長塾をはじめたのも、バックオフィスサービスをはじめたのも、事業をはじめた時にそういったサービスが求められていたからであり、私の方から社会に適応して行ったわけです。



「事業ドメイン」を決めたら、「ビジネスモデル」を決める。

「ビジネスモデル」を決めたら、あとはやるだけ。弾を撃ちまくるだけ。大量行動です。

「ビジネスモデル」を構築せずに大量行動を起こすと、失敗します。

「ビジネスモデル」を構築しても、世の中、そんなにうまくいかないものです。
成果を上げるには「しつこさと 切なさと 心強さ」も必要です。



【関連記事】
2014/7/4 起業して学んだ20個のこと

Home sweet home

枝バサミ


先週、東京の某クライアントさんから、「仕事も事務所も東京なんだから、東京に引っ越してきたら?」と言われました。

その翌日、別のクライアントさんからは、「先生みたいな働き方だったら、海外に行っちゃえば?」と言われました。

なにそれ。

海外でもいいのですが、週末くらいは都会から離れたところでぼんやりと過ごしたい。



東京にも10年くらいマンションを借りていたことがありますが、どうもアウェイ感が抜けませんでした。

今は、ノートPCがあればどこでも仕事はできますので、いまさら都内にマンションを借りようという気にはならず、東京に行った時はホテル生活をそれなりに楽しんでます。

週末は関西某所の山の上の自宅から出ることはほとんどありません。家で本を読んでいるか、原稿書いてるか、庭で遊んでいるか・・・。



先日、生まれて初めてテレビショッピングをしました (注文はネットからしましたけど)。

じゃんじゃんCMが流れている例の「高枝切りバサミ4点セット」を。

これ、めちゃ便利です。

ハシゴに登らなくても、4〜5メートル上の枝までサクサク切れる! 楽しい!

週末の新しい遊びができました。



ちなみに、日本直販って、トランスコスモスの一事業部なんですね。
納品書を見るまで知りませんでした。恥ずかしながら。

ではまた。

【オススメ本】佐藤優著 『君たちが知っておくべきこと ―未来のエリートとの対話』(新潮社)




出たら買う作家の一人、佐藤優さんの新刊書。

この本、これまでの佐藤優さんの書籍の中で、一番好きかもしれない。
1ヶ月で5回くらい読み返しました。
面白いから5回読んだというよりも、一度で消化しきれずに繰り返して読んだという感じです。
それほど濃い内容。

本書は、佐藤優さんが灘高生に対して行なったゼミナール形式の授業を編集したものですが、大人が聞いても全てを理解できない内容の授業を、灘高生たちがきちんと付いていっていることに驚き。

そういうところも含め、色々と勉強させられました。


新刊書
公認会計士


プロフィール
公認会計士 武田雄治


●武田公認会計士事務所 代表
●関西学院大学 非常勤講師

武田雄治


■武田雄治本人によるコンサルティング、セミナー、執筆、取材等のご依頼は、武田公認会計士事務所のHPよりお願いします。
■業者様からの営業はお断りしております
■ブログのコメント欄に、コンサルティング等のご依頼や、個別案件についてのご質問・お問い合わせ等を書かれても、回答出来ませんのでご了承ください。

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