公認会計士武田雄治のブログ

公認会計士武田雄治のもう1つのブログです。

■地アタマを鍛える知的勉強法/齋藤孝

地アタマを鍛える知的勉強法 (講談社現代新書)地アタマを鍛える知的勉強法 (講談社現代新書)
著者:齋藤 孝
販売元:講談社
発売日:2009-12-17
おすすめ度:4.5
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「これを知る者はこれを好む者に如かず。これを好む者はこれを楽しむ者に如かず。」(孔子)というコトバの通り、何事も「楽しむ者にはかなわない」
つまり、「学ぶ」ということを楽しむ者にはかなわないし、楽しくないことをやっても頭に残らないはずだ。
松丸本舗』に行って知的アドレナリンが放出されないのであればアソコには行く必要がないし、本を読んでいて楽しくないのであれば読みかけの本でも捨てていいと思うし、学んでいて楽しくないのであればやめればいいと思う。

ただ、勉強ギライでも勉強法を工夫すれば、学ぶことが快感になるかもしれない。著者の齋藤孝教授は(意外と)勉強ギライだったらしい(ホントか?)。そこで先人の勉強法を学び、自らの勉強法を工夫し続けたらしい。で、その先人の勉強法などを紹介しているのがこの本。

いろんな勉強法が紹介されているが、どれか一つでも参考になれば投資(756円)は回収できるのではないだろうか。第二章の「地アタマを鍛え身体に染み込む勉強法」は参考になるのではないかと思う。要は、単に情報をインプットするだけの方法ではなく、その思想を深く理解するというもの。
「その思想を深く理解しよう!」というのは、私の会計のセミナーでも言っていることだが、そこまで深めないと理解したことにはならんと思う。齋藤教授は、「染まる」「染みる」「浸かる」「漬かる」という表現をしているが、そういう状態に没入することにより、本質が見えきて、地アタマが鍛えられ、「学ぶ」ことの楽しさが見えてくるのではないかと思う。

個人的には、齋藤教授の本を読む度に、世界観が広がる感じがすることも快感だ。


【教養に関する最近のオススメ本】
齋藤孝『なぜ日本人は学ばなくなったのか』
齋藤孝『勉強力』
福原義春『だから人は本を読む』

■社会人から大学教授になる方法/鷲田小彌太

社会人から大学教授になる方法 (PHP新書)社会人から大学教授になる方法 (PHP新書)
著者:鷲田 小彌太
販売元:PHP研究所
発売日:2006-02
おすすめ度:3.0
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セミナー講師をやったり、新聞に掲載されたりするもんだから、露出好きなのかと言われることもあるが、人前に出るのはむしろ嫌いだ。いわゆる「士業」と言われる仕事をしていて、顔や名前を露出せずして誰が仕事を頼もうか、と思うから、露出しているだけ。今も昔もシャイだから(マジで)、セミナー業を本業にしようとは思わない。

そして、何度も書いているが経営者になろうとも思わない。向いていない。

何になりたいかというと、(田舎に引越して)研究がしたい。

そんなことを某大学教授と飲みながら話している時に、この本を紹介してもらった。
「僕はこの本に書いていることを実践して、大学教授になりました。」と。

読んで唸った。条件はほとんど充たしている。たった一つを除いて。
ってことは、その一つをやればいい。簡単なことだ。
小一時間で人生の選択肢がパーッと広かった。

『最終目標は、大学教師になることではない。大学教師になって知的人生の革命者になることだ。ハードだが、刺激があり、充実の人生選択だと思わないだろうか?』(P200)

“知的人生の革命者” −刺激的な人生選択ですね。

■日本人の矜持/藤原正彦

日本人の矜持―九人との対話 (新潮文庫)日本人の矜持―九人との対話 (新潮文庫)
著者:藤原 正彦
販売元:新潮社
発売日:2009-12-24
おすすめ度:4.0
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『国家の品格』の藤原正彦さんによる対談集。
タイトルの『矜持(きょうじ)』とは、「自信と誇り。自信や誇りを持って、堂々と振る舞うこと。」をいう(大辞林より)。

対談の相手は以下の9人。

1.齋藤孝(教育学者・明治大学教授)
2.中西輝政(国際政治学者・京都大学教授)
3.曽野綾子(作家)
4.山田太一(脚本家・作家)
5.佐藤優(起訴休職外務事務次官・作家)
6.五木寛之(作家)
7.ビートたけし(映画監督・タレント)
8.佐藤愛子(作家)
9.阿川弘之(作家)

この碩学賢者の9人の対談を通して浮かび上がってくる一つのキーワードは「教育」だ。人間の知的活動の根幹は、「読み書きそろばん(算数)」である。そんなものは江戸時代の寺子屋の先生が既に喝破していたことだ。
しかし、今の日本の教育は、ゆとり教育だの英語だのパソコンだのいって、「読み書きそろばん」を軽視している。そのため、(教育者も含めた)日本語離れ、読書離れ、活字離れが深刻である。
今の国語の教科書は昔に比べて信じられない程薄いらしい。本を読まないため、感性も磨かれず、倫理観が形成されず、独創性や感受性や情緒力といったものが失われる。国家が将来ある子供たちの芽を摘もうとしているのである。P116〜に書かれているルース・ローレンスという少女の話や、P198〜に書かれている数学者の岡潔氏の話を読むと、藤原正彦氏が繰り返し述べている「情緒力」というものの必要性が身に染みて理解できる。

日本人が日本人としての矜持を持つために、教育や教養というものの在り方について、我々一人ひとりが変えていかなければならないと思う。

以下のコメントは強烈。。
『私に言わせれば、朝起きてから眠るまで、一ページも本を読まないという人は、もう人間ではない。ケダモノである。』(P75)


国家の品格 (新潮新書)国家の品格 (新潮新書)
著者:藤原 正彦
販売元:新潮社
発売日:2005-11
おすすめ度:3.5
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【教養に関する最近のオススメ本】
齋藤孝『なぜ日本人は学ばなくなったのか』
齋藤孝『勉強力』
福原義春『だから人は本を読む』

■やる気の源

モチベーション


















今朝の日経PLUS1より引用。
全国の成人男女へのアンケート結果。仕事のやる気の源は「収入」という回答が70%もあったらしい。「仕事って、そんなもんなんか…」という感じだった。

以前、ある若手会計士と食事をする機会があった。監査法人で監査実務に携わって4年が経ったし、ある程度監査の経験も積んだので転職を考えている、と言う。ただ、色々話を聞いていると何か違和感があった。コンサル会社や投資銀行の方が今より収入がよさそうだから…という言葉が彼の口から発せられたからだ。そこで、私は聞いた。「監査を一通りやりきった? 収入は自分の価値に収束していくもんだよ。自分の望む報酬をもらうだけの価値が自分にあると言える?」と。
この食事をきっかけに、彼は転職活動をやめ、再び監査の世界で自分の価値を高めることに没頭した。今日、その彼からメールが届いた。監査法人の海外事務所での赴任が昨日決まった、ここまで辿り着けたのはあの時の食事があったからだと。しかも赴任先は、私が監査法人にいた頃は最も難易度が高い場所だ。非常に嬉しいことだ。彼が目先の収入だけで動いていたら、そんな貴重な経験はできないだろう。

カネのために働くのは虚しい。やる気の源は、自分の能力や価値が上がることの知的興奮や、自分が属している組織が社会を動かしていることのワクワク感のようなものであるべきだと思う。

■生きる

昨年10月15日付けの日経新聞1面「春秋」の文章は、もう何十回読み返したか分からない。

いろんなことを考えさせられる文章だった。

(引用ここから)
▼65歳の妻を包丁で刺殺して自首した66歳の夫が逮捕された。妻は5年前、難病に苦しんでいた40歳の長男の人工呼吸器を止めて嘱託殺人罪に問われ、執行猶予中だった。神奈川県相模原市で先日起きた事件に、言葉を失うばかりである。

▼長男の病はALS(筋萎縮性側索硬化症)。全身の筋肉が徐々に動かなくなり、症状が進んだ場合、自分で呼吸ができなくなる。4年近く看病を尽くした母はある夜、「死にたい」と訴え続ける子に「一緒に逝こう」と伝えた。体がもう全く動かない子は文字盤を目で追い、「ごめん、ありがとう」と答えたという。

▼呼吸器の電源を切ったあとで自殺を図った女性の命を救ったのは夫だ。その夫が今度は妻を刺した。すぐ自首し、「妻はうつ病で日ごろから死にたいと言っていた」と供述した。「母さんが息子にしてあげたぶん、彼女の力になりたい」。5年前の週刊朝日の報道に夫の言葉が残る。なぜ、の思いが頭を離れない。

▼5年前は、事件も裁判もずいぶん騒がれた。難病患者や家族を支える仕組みや終末医療のあり方も問題になった。でも、また悲劇が起きた。二つの殺人は罰せられねばならないが、どんな境遇にあっても「生きたい」と思える社会が当たり前である。それはないものねだりだ、という空気がありはしないか、怖い。
(引用ここまで)

この夫への判決が先日言い渡された。人の命を奪うことはもちろん許されないが、裁判官も同情の余地があるとして、執行猶予付きの有罪判決が下された。
天はなんとムゴい仕打ちを与えたのだろうかと思うのは私だけだろうか。この家族は誰も互いを憎いとは思っていないはずだ。むしろ互いを愛していたに違いにない。愛があるが故の悲劇ではないかと思う。判決文を読んでさらに胸が苦しくなった。

■100年

昨日、阪急電車に乗っていたら、突然車内アナウンスが流れた。

「本日をもって、阪急電鉄は開業100周年を迎えました。皆様の日頃のご愛顧に心より感謝申し上げます。」

思わず電車の中で拍手喝采しそうになった。
私は生まれも育ちも、今の自宅も阪急沿線。私が通っていた関西学院も、もともと原田の森(現在の神戸・王子公園)にあったのだが、阪急に誘致されて甲山の麓へ移転したという経緯があるらしいので、学内で学ぶ学校の歴史が阪急の歴史だったりもする。そんなこんなで学生時代から小林一三という類稀なる経営者についても勉強する機会があった。

幼少期は、今はなき宝塚ファミリーランドの中にあった阪急電車の博物館に月に1度は通って、阪急電車の運転席に座って「電車ごっこ」するのが楽しみで仕方なかったのだ(今はそのような場所がないのが残念でならない)。あの時にあったレトロな電車は今どこにあるのだろうか。
震災の時は、曲がりくねった線路を見て「もう元には戻らない」と思ったが、見事な復活・発展を遂げた。

阪急の発展が街の発展となり、阪急の歴史が住民の歴史となっている。大袈裟だが阪急沿線に三十年以上も住んでいるとそう思う。今後も何十年と阪急沿線に住み続けると思うが、100周年という記念すべき日に阪急に乗ることができたのは(しかもその日は1日4回も乗った)、非常に嬉しいことだった。

私の行き方 阪急電鉄、宝塚歌劇を創った男 (PHP文庫)私の行き方 阪急電鉄、宝塚歌劇を創った男 (PHP文庫)
著者:小林 一三
販売元:PHP研究所
発売日:2006-09-02
おすすめ度:3.5
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■校正

IFRS書籍を3冊並行して書いています。3冊とも夏までには出版するつもりでいるため、締切に追われています。ようやく1冊の校正が終わりました。が、しばらく寝れそうにありません。。。

■『松丸本舗』はヤバい!!

遅ればせながら、『松丸本舗』に初めて立ち寄った。
東京駅の目の前にありながら、オープンしてから約5ヵ月も立ち寄らなかったのは、あまり期待してなかったからだ。「書店の企画でしょ〜」みたいな。
その日も立ち寄る予定は全くなかった。ただ、丸善に入ってトイレに行こうとしたら、2階も人がいっぱいで、3階も人がいっぱいで、仕方なしに『松丸本舗』のある4階までエスカレーターで上がって、初めて生の『松丸本舗』を見た瞬間に、小便よりもアドレナリンが出まくってしまい、結局1時間くらい店をグルグルしてしまった。
おなじみ松岡正剛さんと丸善のコラボの本屋さん(一時的な企画かと思ったら、常設の本屋らしい)。松岡正剛さんの自宅の本棚を再現したような棚の作りで、普通の本屋さんには無い棚の配置とジャンル分けで、約5万冊もの書籍が並んでいる。本選びがこんなに楽しい本屋さんは初めてだ。
ある新聞記事によると『松丸本舗』の1人当たり平均購入単価は、一般の書店の3倍近いらしい。そりゃそうだろう。私は1時間くらいいただけで10万円くらい使いそうになった。

結局買ったのはこんな本だったけど(↓)。でも、哲学や思想や古典や宗教といったような本の中に、こんな本があるのもまた楽しい。
『松丸本舗』はこれからかなりヘビーに通うことになるだろう。読書好きの方は是非行ってみて下さい。

戦後混乱期の鉄道 阪急電鉄神戸線―京阪神急行電鉄のころ戦後混乱期の鉄道 阪急電鉄神戸線―京阪神急行電鉄のころ
著者:浦原 利穂
販売元:トンボ出版
発売日:2002-12
おすすめ度:5.0
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■『会計人コース』に掲載されました!

会計人コース 2010年 04月号 [雑誌]会計人コース 2010年 04月号 [雑誌]
販売元:中央経済社
発売日:2010-03-03
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「会計人コース」の2010年4月号が発売されました。
「情熱会計士日記」の第8話を執筆しました。

全12話のうち、早いものでもう第8話まできました。
今までは会計士試験合格から監査法人での出来事を7回にわたって書いてきましたが、今回は「退職」がテーマ。
個人的な見解ですが、今働いている会社と、他の会社とを比べて、どちらが自分の価値が上がるかということを考えたときに、他の会社で働いた方が遥かに価値があがるはずだと思ったのであれば、離職していいと考えています。カネ(money)じゃないです。カチ(value)です。大事なのは、その決意(decision)をしてから、行動(action)に移すことができるかどうかでしょう。リスク負わずして成功は無いです。その時リスクと思ったことは、行動してみればリスクでも何でも無いことだと気付くはずです。

■『税務弘報』に掲載されました!

税務弘報 2010年 04月号 [雑誌]税務弘報 2010年 04月号 [雑誌]
販売元:中央経済社
発売日:2010-03-05
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現在発売中の『税務弘報』(2010年04月号)において、IFRSのコラムを執筆しました。

IFRSを深く理解するために不可欠であると思われる「利益の基礎概念」(資産負債アプローチと収益費用アプローチ)について、解説しております。
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 (7月24日(火)@東京)
『決算早期化を実現する「経理・決算の仕組み」の作り方』

■税務研究会主催
 (7月30日(月)@東京)
『決算早期化を達成する「経理・決算の業務改善」方法』

■日本経営協会主催
 (8月30日(木)@大阪)
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プロフィール
武田雄治



公認会計士 武田雄治


●武田公認会計士事務所 代表
●中小企業支援の「黒字社長塾」代表
●中小企業のコスト削減・業務効率化支援の「バックオフィスサービス株式会社」取締役



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