公認会計士武田雄治のブログ

公認会計士武田雄治のもう1つのブログです。

■ダーウィン進化論

企業の稼ぎ頭交代





















日曜日の日経朝刊一面に載っていた非常に興味深い記事。

有力企業の「主力事業」の交代が相次いでいるらしい。

例えば、
売上ベースでみると、

・富士フィルム
 複写機・プリンター → 医療関連など
・ファーストリテイリング
 ユニクロ男性向け商品 → 女性向け
・ユニ・チャーム
 国内子供用おむつ → 大人向け(3年後)
・ワタミ
 国内飲食 → 介護・宅配弁当(4年後)

利益ベースでみると

・日清紡
 自動車部品 → 太陽電池関連
・昭和シェル
 石油 → 太陽電池(5年後)
・三井ハイテック
 半導体関連 → 環境車部品等(5年後)

など。
 

いろんなところで言っていることだが、商品やサービスにはライフサイクルがあるわけだから、どんな優れた商品や、どんな独創的なサービスであったとしても、単一商品、単一セグメントで勝ち続けることはできないはずだ。ダーウィンの進化論の如く、変化し続けるものが勝つ残る。経営者や営業・マーケティングの担当者は、この変化を読み、変化に対応しなければならない。社会が恐ろしい速度で変わり続けているのに、自分は去年と同じことをしていたり、変化することを抵抗したりしているようでは、会社は存続しない。しかし、変化に対する拒絶反応は思ったより大きい。変化しないことは自分にとってはメリットかもしれないが、社会や顧客にとって何らメリットがないことを知るべきである。

100年に1度の金融危機という逆風の下で、なぜ最高益を叩き出す会社があるのかについて学ぶべきである。

なぜ、世界最高峰のスポーツカーエンジンを作っていたHONDAが、F1を撤退し、スポーツカー生産を軒並み中止しているのかについて考えるべきである。
ついでに、なぜHONDAがファミリーカーに力を入れ、ロポットや飛行機エンジンを作っているのかについても考えるべきである。

■アラン・ローゼンスパン氏のダイレクトマーケティングセミナー

私の事務所には、お陰様で中小企業からのコンサル依頼もある。中小企業にとってはアカウンティングとかファイナンスとかよりも、マーケティングやセールスの方に注力すべきであると考えているが、残念ながら、中小企業の大半は、マーケティング専門部隊はなく、社長を含め社内にマーケティングに精通している人は皆無である。広告を打てば集客できると安易に考えている人が多い。だから、私のやってる財務会計コンサルも、突き詰めていくとマーケティングコンサル的な内容へとシフトしていく。私は、会計士でありながら、自宅にはアカウンティングの本よりも、マーケティングの本の方が多いという変わり者であるが、その中でもダイレクトマーケティングというのは大変興味がある。

で、先日、アヴァンティ主催、アラン・ローゼンスパン氏(Allan Rosenspan)のダイレクトマーケティングセミナーへ行ってきた。

ダイレクトマーケティングのエキスパートともいうべきアラン・ローゼンスパン氏のこのセミナーはかなり楽しみにしていたセミナー。4時間半に及ぶセミナーは、大変奥深く、事例も豊富で、非常に有意義なものであった。私の隣で、アヴァンティの山口社長がずっとニヤニヤしていたくらい面白い内容であった。山口社長のメルマガによると、セミナー中にいろんなアイデアが閃いていたらしい。私も、ここで得た知識を実践してみたくて仕方ない。

■賃貸住宅「更新料」は無効 京都地裁判決

NIKKEI NET 2009/7/23より引用
賃貸住宅の「更新料」支払いを義務付けた特約は消費者契約法に違反し無効だとして、京都市のマンション入居者が貸主側に約11万円の返還を求めた訴訟の判決で、京都地裁は23日「入居者の利益を一方的に害する特約で無効」と判断、全額返還を命じた。

原告側弁護団によると、更新料特約そのものを消費者契約法上無効とする判決は初めて。「入居後2年で賃料2カ月分」などの更新料特約のある物件は全国で100万件以上とされ、今後の司法判断の行方により不動産業界の動きにも影響を与えそうだ。

辻本利雄裁判長は判決理由で「更新料は更新後に実際にマンションを使用した期間の長さにかかわらず支払わなければならず、使用期間の対価である賃料の一部とはいえない」と指摘し、更新料の必要性に合理的根拠がないと判断。

さらに「入居者が契約書で特約の存在を知っていても、その趣旨を明確に説明し、合意を得ない限り、利益を一方的に害することになる」と指摘。特約そのものが無効だと結論付けた。


ほぼ毎年引っ越しをする私は「更新料」を支払った経験はない。そのため余り関係のないニュースではあるが、すばらしい判決だと思うので引用。
世の中のよく分からん歪んだ慣習とか制度とかって、いつかはなくなっていくものだ。不動産業界にはこういうものが多過ぎるように思う。不動産売買手数料3%はまだ百歩譲っても、賃貸住宅の仲介手数料1ヶ月分や関西圏でよくある礼金制度は何とかならんか。

■お金と仕事について今こそ真剣に考えないとヤバイですよ!

20代、お金と仕事について今こそ真剣に考えないとヤバイですよ!20代、お金と仕事について今こそ真剣に考えないとヤバイですよ!
著者:野瀬大樹、野瀬裕子
販売元:クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
発売日:2009-04-14
おすすめ度:4.5
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●会計士夫婦が教える、フィナンシャル・リテラシー超入門!

すごいタイトルと、すごい表紙と、すごい帯で、つい手に取ってしまった本書。
公認会計士の夫婦が教える人生設計のつくり方の本。
(なんか最近、こういうタイトルの新刊書がやたらと多いけど、土井さんの影響かね?)

さて、さすが公認会計士の夫婦の共著だけあって、ほとんどのページで数値・公式が載っている・・・。でも、心配御無用。この手の類書の中ではダントツに分かりやすい。

資産形成の基本方程式は「収入−支出+(資産×運用利回り)」だ。つまり、資産形成を行うためには、(1)収入を増やす、(2)支出を減らす、(3)利回りを増やす、のいずれかしかない。
で、多くの方は(1)と(2)は実践できるが、(3)を増やす手段を知らない。しかし、著者は「知らないことは罪である」という。利回りを増やすには多くの手段があり、それを説明してくれている。

さらに、本書の大きな特徴だと思うのが、資産形成に「時間」という要素も必要であることを述べている点。収入を増やすため、もしくは、支出を減らすための「時間」が必要。残業という行為も、物事を深く考えないがゆえに、私たちがお金を増やすために有効に使うべき「時間」を奪っている、という(P172)。
(これを読んで、「ヒマなし貧乏」の話を思い出したぜ)

この公認会計士夫婦自身、本書に書かれていることを愚直に実践し、実際に、1か月の労働時間を72時間短縮し、1年で貯金を100倍にし、生活費を2分の1に短縮した、というからあっぱれ。

本書末尾(第6章)に書かれている、お金についての「10鉄則」も実によくまとめたなぁ、という感じ。

著者のいうように「知らないことは罪である」。まともな人生設計を構築したいなら、この本に書いているような知識は常識をして知っておくべきであろう。


【関連のおすすめ書籍】
貧乏はお金持ち
お金の味
「無税」入門

■橘玲 『貧乏はお金持ち』

貧乏はお金持ち──「雇われない生き方」で格差社会を逆転する貧乏はお金持ち──「雇われない生き方」で格差社会を逆転する
著者:橘 玲
販売元:講談社
発売日:2009-06-04
おすすめ度:4.0
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●自由に生きるための「人生設計2.0」戦略とは?

死ぬほど読んだ『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』(絶版)の橘玲さんの新刊書
『貧乏はお金持ち──「雇われない生き方」で格差社会を逆転する』

『黄金の羽根の拾い方』では、国家や制度の歪みによって、得をする人(=恩恵を受ける人=知識がある人)と損をする人(=恩恵を受けれない人=知識がない人)が生まれていることを示し、「経済的な独立」をするための効率的な人生設計をするためには「知識」が必要であることを教えてくれた衝撃的内容であった。

本書『貧乏はお金持ち』も、コンセプトは『黄金の羽根の拾い方』と同じ。違うのは、本書が会計・税務・ファイナンスの分野に特化している点。著者は、この分野について「門外漢」だと言うが、この分野における実践的なガイドブックがいつまで待っても登場しないため書いた、という。

本書は、「マイクロ法人(一人会社)」をキーワードに、会社に雇われない生き方というものを選択することにより、税負担率を大幅に軽減し、まとまった資金を無税で運用できるというような、国家や制度の歪みの最大限享受する方法を、自身の体験もふまえながら、書かれている。
この分野については「門外漢」といいながらも、この分野の専門家ともいうべき公認会計士の私も思わず唸る内容であり、マイクロ法人を設立しようかどうか悩んでいた私にとっては非常にタイムリーに出版された教科書である。

人生設計なんぞ考えもしてない方には何の役にも立たない本であろうが、『黄金の羽根』や『金持ち父さん』が好きな方にとっては、必読の一冊であろう。私は、『黄金の羽根』と共に座右の書に加えた一冊である。



お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 ― 知的人生設計入門お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 ― 知的人生設計入門
著者:橘 玲
販売元:幻冬舎
発売日:2002-11-26
おすすめ度:3.5
クチコミを見る

■投資か消費か

昨年、所有していたポルシェを売却し、自宅を普通の賃貸マンションに引っ越した辺りから、さっぱり「所有」するという欲が消えた。エコポイントは活用しようと思うが、その他の物欲は全くゼロである。この車好きであった私が、ディーラーに行く気もしなければ、毎月購入していた車の雑誌もBest Motoringも一切買わなくなった。何か我慢しているわけじゃない。本当に、興味がゼロなのだ。知人が言うには、あるレベルまで欲が満たされたら、こうなるらしい。

ただ、学生時代の同級生K君が所有している某ドイツ産スポーツカーを売却するというので、せっかくの機会だから乗せてもらった。売却前なので、本気は出さなかったが、芦屋の山岳を久しぶりにぶっ飛ばしてみた。

爽快である。
レッドゾーンまで吹きあがったエンジン音が、クラブでトランスを大音量で聞いている時ように、テンションを最大限に高めてくれる。こういう快感は、峠道をフルスロットルで踏み込む勇気がなければ分からんだろう。

こんな良い車なのに、K君は耐用年数前に売却する。
理由は、資本と時間と自分を、新たな投資対象に振り向けるため
換言すれば、幸せに生き続けるため

幸せに生き続けるために、どうしなければならないのか、彼も私も分かってはいたが、ようやくこの年にして行動に移した。

先日、いろんな方からすすめられた泉正人氏の『お金の教養』を読んだ。
泉正人氏は、5社の経営を行うと同時に、自ら不動産投資や株式投資も行うかたわら、ファイナンシャル教育の必要性を感じ、日本ファイナンシャルアカデミー株式会社を設立され、幅広いファイナンシャル教育を行っておられる方。ファイナンシャルアカデミーのサイトを御存知の方は多いのではないでしょうか。

この『お金の教養』にこんな図が載っている。
これぞ、お金の教養の中の基本中の基本。


お金の教養
消費から投資へ、フローからストックへ、収入を増やす資産形成から利回りを増やす資産運用へ。

私も、ここにきて、よやくライフワークを確立できたように思う。
資本と時間と自分を、最大限のレバレッジを効かせて新たな投資対象に振り向けた。覚悟を決めたと言ってもよい。
今までの10000時間以上の準備期間を経て、本当にやりたかったことをやれる環境になった。これからは、いろんな意味で、“Challenge & Contribution” を実行することになるだろう。社会に貢献すべく、そして、本当の幸せを掴むべく、フルスロットルで踏み込みはじめた。






お金の教養ーみんなが知らないお金の「仕組み」お金の教養ーみんなが知らないお金の「仕組み」
著者:泉 正人
販売元:大和書房
発売日:2008-09-20
おすすめ度:4.0
クチコミを見る

■これはうれしいなぁ〜 (続・丸善編)

今日も、丸善日本橋店へ行きました。

私の新刊書『新会計基準2009-2011』が、前回は2階のビジネス書コーナー3箇所に平積みして頂いておりましたが、今回はそれに加えて、なんと1階入り口横の新刊書コーナーにまで平積みして頂いておりました

書いた本人が「なんで?」と思う不思議な現象です。

丸善さん、いつも有難うございます

■テキトー

コインパーキング某所の無人駐車場にて。

シンプルは素晴らしい。




■マイコー

今日はOFFだったので、マイケル・ジャクソンの「デンジャラス・ツアー」(@ルーマニア・ブカレスト)や、追悼番組のビデオを見まくりました。

You Tubeで「michael jackson」と検索しても、たくさんのPVやライブを見ることができます。

↓これも、懐かしくて、何回も見てしまいました。
 (それにしても、すごいメンバーだ!)

■「IFRS(国際財務報告基準)と情報システム」 セミナー終了!

昨日、特定非営利活動法人日本システム監査人協会近畿支部様において
「IFRS(国際財務報告基準)と情報システム」
というテーマでセミナー講師をやってまいりました。

やはり、IFRSというテーマだと会場は満席で、皆様の興味の高さが伺えます。近畿支部様主催セミナーでは「おそらく過去最高の来場者」だそうです。

しかも、今回は、約2時間のセミナーの中、誰も寝ずに、全員真剣に聞いて頂いておりまして、中には「システムへの影響」や「準備事項」の内容に、驚きの声をあげられたり、大きなため息をつかれた方もおられ、会場全体が興奮に包まれていたように思います。

セミナー後の懇親会にも御招待頂き、多くの方とお話しもできました。非常に貴重な一日でした。

以下、講義内容を備忘記録として書いておきます。


■講義内容
1.IFRSとは何なのか
(1)「基準」と「解釈指針」
2.「我が国における国際会計基準の取扱いに関する意見書(中間報告)」の内容
(1)強制適用について
(2)任意適用について
(3)非上場企業への取扱いについて
(4)一斉適用か段階的適用か
3.IFRS適用にあたってのシステムへの影響
(1)会計システム全般への影響
(2)販売システムへの影響
(3)固定資産システムへの影響
(4)連結会計システムへの影響
(5)開示システムへの影響
(6)給与計算システムへの影響
(7)在庫システム、原価計算システムへの影響
4.IFRS適用への準備事項
(1)プリンシプル・ベース(原則主義)
(2)英語
(3)ITシステム整備、内部統制
(4)コスト負担
(5)連結先行
(6)IFRS精通者の育成
(7)中小監査法人
(8)会社法、税法との関係



 IFRS、コンバージェンス、ディスクロージャー(決算早期化対策等)に関するセミナー・講演のご依頼は、武田公認会計士事務所のホームページよりお願いいたします。

プロフィール
武田雄治



公認会計士 武田雄治


●武田公認会計士事務所 代表
●中小企業支援の「黒字社長塾」代表
●中小企業のコスト削減・業務効率化支援の「バックオフィスサービス株式会社」取締役
●海外展開・クロスボーダーM&Aの「OneAsia」アライアンスメンバー
●起業支援の「一般社団法人スタートアップエンジン」理事



■武田雄治本人によるコンサルティング、セミナー、執筆、取材等のご依頼は、武田公認会計士事務所のホームページよりお願いします。
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