公認会計士武田雄治のブログ

公認会計士武田雄治のもう1つのブログです。

研修とクジラ

新幹線


在宅勤務を実施している上場企業も少なくないようだが、在宅で出来る仕事にも限界がある。多くの上場企業は3月決算なので、決算の事前準備も必要になる。そのため、私も完全な在宅勤務という訳にはいかない。

相変わらず、東京・大阪の往復をしているが、新幹線はガラガラ。グリーン車より普通車の方が空いていることがあるので、そういう時は普通車で3席を独り占めしている。

今日は都内の某上場企業で社内研修の講師を務めた。私の書籍を読んでくれた内部監査部門の方から、グループ全社の経理担当者に向けて研修をして欲しいと依頼を受けた。日本全国に散らばっている関連会社の経理担当者や、経理担当役員も招集してくれての研修となった。限られた時間であったが「経理の本分」を伝えることができたのではないかと思う。早速、4月から顧問に就いて欲しいとも依頼を受けた。

夜は、別のお客様と会食の場を頂いた。もう7〜8年前からお付き合いをしている某上場企業の経理部長さんと、その部長の直下で業務改善に取り組んでおられる方と、色々な情報交換を。この経理部長さんは、拙著「経理の本分」にも(匿名で)登場している。私もこの部長さんから経理の楽しさをたくさん教えて頂いた。今日も多岐に渡るお話しを伺うことができた。とても有意義な時間だった。

鯨のコース料理というものを人生で初めて頂いた。シメの鯨ユッケ丼は絶品だった。部長、ご馳走様でした。

鯨ゆっけ丼

野村克也著『野村ノート』 (小学館文庫)

野村ノート (小学館文庫)
野村 克也
小学館
2009-11-19



先日読んだ野村監督の『エースの品格』が良かったので、『野村ノート』も読んでみた。こちらの方が売れてるらしい。

本書『野村ノート』は、阪神の監督時代に記したものがベースになっているらしい。野球界にいた約50年間、指導者となった約30年間の中で、野村監督が学んだこと、指導者としての在り方・原理原則などがまとまった一冊。『エースの品格』はプレイヤー向けに書かれた本だと思うが、『野村ノート』は指導者向けに書かれた本。野球の指導者だけではなく、人の上に立つ者や、教育者、子育て中のパパ・ママなどにも大いに参考になると思う。

上に立つ者が、下の者にどうやって指導するかは非常に難しい。本書を読んで、全体的に感じたところは、野村監督ほどの実績・経験・技術をもった野球経験者であっても、選手に「技術」を手取り足取り教えるということをする前に、選手にヒントを与え、自分で気づかせ、成長するのを待つ、という一貫した姿勢で選手と向き合っている点。監督は「気づかせ屋」でなえればならないとも言っている(P180)。

それでも成長がなければ、人間の根本の部分に欠点があるわけだから、もう一度人間教育から繰り返す、とも言っている(P181)。この箇所は、特に共感した。私は多くの少年野球指導者、毒親、エセ教育者をみてきたが、彼らに共通するのは、「気づかせる」前に「教える」。そして成長がないと「他人と比較する」。そして「叱る」。そうやって、成長の芽を潰す。

野村監督は、「管理する者は、絶対に結果論で部下を叱ってはいけない」(P44)とも言う。これも大共感。その結果に至るまでに、どう考えて、何をしてきたのかという「プロセス」を見るべきだ。「見逃し三振を許さないという監督がいるが、そういう叱り方をするから(略)”勝負”できなくなる」(P44)のである。教育も子育てもまた然り。下の者が萎縮するのは、上の者に原因がある。

野村監督は、技術向上・基礎体力向上よりも、人間とは何か(人間学)、人生とは何か(人生観)、野球とは何か(社会学)、チームとは何か(組織学)といった「人づくり」に励んできた(第1章参照)。人生論が確立されていない限り、いい仕事はできないからだ(P5)。野村監督にいうところの指導者としての在り方・原理原則とは、ここにある。

本書は、管理者・指導者・教育者・保護者といわれる人にとっては耳が痛い話のオンパレードだと思うが、読むべき一冊かもしれない。野球に関する記述が多いが、そこをすっ飛ばして読んでも、巷のマネジメント関連本より有益だと感じる。


【関連記事】
2019/1/19 毒になる親

Pay it forward

ペイ・フォワード(字幕版)
ヘレン・ハント
2013-11-26



3連休も特にアポイントはなかったため、Prime Video Days。

ホロコースト関連の映画を観過ぎたので、ちょっと違うジャンルの映画を観ようと、友人の薦めで『ペイ・フォワード』(Pay it forward)を観賞した。制作されたのはもう20年前らしい。随分前に観賞したことがあるが、内容も、John Bon Joviが出演していることも、すっかりと忘れていた。この映画でいうところの『ペイ・フォワード』とは、自分が受けた善意や思いやりを、その相手に返すのではなく、別の3人に渡すというもので、このバトンが次々と広まっていくという内容。最後は(今回も)泣けた。

この1ヶ月で、去年の1年分以上の映画を観賞している。ま、いっか。

Senna

アイルトン・セナ

私の部屋にはアイルトン・セナの写真がある。学生時代にどこかで買ったものだが、捨てられずにおいている。私にとっての「英雄」である。中学生の頃から憧れの存在であった。

1960年3月21日生まれ。享年34歳。もし生きていたら、今日で60歳ということになる。

私がはじめてセナを知ったのは、中学生の頃。セナが20代で、既にヒーローだった。以降、セナがサンマリノGPで事故死するまで、全試合を観戦した。古舘伊知郎が「音速の貴公子」と実況するほどの速さがありながらも、荒々しさがなく、虎視眈々と緻密にレースを組み立てるという「頭の良さ」と「美しさ」もあった。ヘルメットを被っていない時の「自然体」の姿にも惹かれた。

英雄になると、すぐにカッコをつける人がいる。日本人のスポーツ選手は特にそうだと思う。茶髪、ロン毛、髭、ネックレス、ピアス、ガム、オーバーリアクション…。しかし、そこで人の価値が上がることなんてあるのだろうか。もう少し、頭の良い美意識を持てないものだろうかと常々思う。私は今でもこの写真の男が一番カッコいいと思うし、憧れる。どこまでも自然体でいたい。

Departure

卒業式

小5で明らかに親離れを見せ、小6で体型や声の変化と共に、自分の世界に入っていった。その頃から、目も合わしてこないし、挨拶もしてこない。「なんだかなぁ〜」と思うこともあるが、私も同じ頃、父親に対して同じ態度だったと思う。血は争えない。親離れのタイミングで子離れできない者を「毒親」をいう。私は父親業から身を引き、学校行事も野球の審判も、一切の参加を辞退した。他の家の父親と比較されようが、逃げるなと罵倒されようが、これが私なりの愛情表現である。

卒業式は開催が危ぶまれたが、何とか開催されることになった。ただし、保護者の参列は1名のみにしてくれという。私は「節目」とか「境目」をあやふやにすることがイヤなので、ここは譲りたくなかった。他人様のような子育てはしていないことは認めるが、ここまで息子には最も良い環境の中で不自由なく好きなことをやらせてあげたという自負はある。

式は例年より縮小したのだろう。あっけなく終わった。涙を流す場面もなく。最後に記念撮影だけして、そのまま息子は何も言わずにどこかへ消えた。私は仕事に向かった。

親や教師が教えられることなんて、たかが知れている。あとは自分で気づき、そこから学び、人間として成長していけばよい。傷ついた鱗を揺らしながら冷たい水の中を登っていけ。自分を超えろ。親を超えろ。常識を超えろ。大気圏を超えろ。そして社会に足跡を残せ。

in the human system

目指すところ

自重トレーニング


数少ない友の多くが旅をこよなく愛する。類は友を呼ぶのかしらんけど。

そのうちの一人から、GWに15日程行く予定だったギリシャ旅行をキャンセルせざるを得なくなり、「悲しすぎて死にそう…」と失望感たっぷりの連絡があった。コロナウイルスの騒ぎの前から予約していた旅行だったらしいが、まぁ、これだけは仕方あるまい。南極に行くなり、沖縄に行くなり、値引きされてる高級ホテルでぼんやり過ごすなり、Plan-Bを考えるしかない。

旅友から「どうすんの?」とよく聞かれるが、いまのところ、旅の計画はすべて白紙撤回。「死にそう」という気持ちは十分に理解できる。旅が生き甲斐の人間にとって、いまいる場所から動けないことは死を意味する。

とはいえ、すぐに落ち着くと楽観的に考えるしかない。ここぞとばかりに、読書、映画、語学、筋トレに時間を割いている。自宅にいても暇なので、筋トレ・ストレッチができる最低限の道具を揃えた。目指せ、細マッチョ。夏までに体脂肪率を7%台に戻す。

『夜と霧』

夜と霧 (字幕版)
ミシェル・ブーケ



この映画だけは最後の最後にしようと思っていたが、ナチス、ホロコースト関連の映画を幾つか観ているうちに、ドキュメンタリー映画が観たくなった。。

この『夜と霧』は、たった32分の映画なのだが、これ以上の衝撃作はないかもしれない。18分くらいで「もういい!やめろ!!」と心の中で発狂したが、そこから先の映像はもっとエグかった。本で読むのと記録映像で観るのでは違い過ぎた。しばらく悪い夢にうなされそうだ。

これがアウシュヴィッツ強制収容所でなされていた悲劇の実態。ガス室に送り込んで絶滅させただけではなく、あらゆる残虐行為が行われていた。普通の人間が、上から命令されたからといって、ここまでのことができるものか。

書きながらも、絶望的な余韻が尾を引いてる。

コロナウイルスの影響で売上が下がり、キャッシュが減少し、会社がヤバイと焦る前に、経営者は何をすべきかという話 〜続き

前回の続きです)

今回も「ですます調」で。

「想定外」に備えて、手元資金を厚くしておきましょう

既にニュースになっていますが、新型コロナウイルスの感染拡大に対する政府の緊急対応策として、実質的に無利子・無担保で融資を受けられる新たな制度が本日(17日)から始まりました。日本政策金融公庫と沖縄振興開発金融公庫が取り扱っています。日本政策金融公庫のHPに詳細・必要書類等の情報が載っています。

最近1ヶ月の売上高が5%以上減少した中小企業やフリーランスを含む個人事業主を対象に、当初3年間は0.46%、3年経過後は1,36%(但し、3000万円超分は最初から1.36%)で融資を受けることができます(利率は本日時点)。その上で、売上高が15%(小規模事業者)、もしくは20%(中小企業者)減少するなどより厳しい経営状況の企業には、利子に当たる金額を当初3年間、国が補填してくれるという「特別利子補給制度」というものも併用できるため、実質的な無利子の融資を受けることが可能です(金額上限あり)。返済を最大5年間据え置くこともできるのです。

無利子・無担保で融資を受けることができる上に、返済を据え置くことができるということです。これはすごいことですよ。なんちゅーこっちゃです。

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私も、日本政策金融公庫の窓口行ってみました。人が殺到しているんじゃないかと思いましたが、驚くことに、空いてました(本日午後、大阪支店)。私のクライアントさんや友達等も本日窓口に行ったようですが、どこも空いていたようです。融資の必要がないのか、無知なのか、どちらなのでしょうか? 窓口にいくと、担当者が非常に丁寧に融資の制度を教えてくれました。


新型コロナウイルス感染症特別貸付

これと同じものはネットでも見ることができます。

「借入申込書」なども、その日にもらえます(これもネットからダウンロードできます)。

新型コロナウイルス感染症特別貸付

あとは必要書類を郵送するだけ。

後日、一度面談がありますが、問題なければ融資実行です。今申し込むと来月には融資実行できるようです。民間の金融機関で通常の融資を受けることに比べると、かなりハードルが低いです。実質無利子なので、既に同公庫や他行から融資を受けている方も借換を検討すべきでしょう。

各都道府県や他の金融機関でも、こういった融資を行うかもしれませんので、ググってみてください。

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新型コロナウイルス感染症に関連して、融資制度だけでなく、各種助成金・補助金も設けられることが決まっています。これらも、申請すればもらえる可能性が高いものですが、当然ながら申請しなければもらえません。無知は貧乏の元、知恵は金持ちの元です。各種助成金等の情報は、私のもう一つのブログで紹介してますのでご参照ください。

『あやうく一生懸命生きるところだった』

あやうく一生懸命生きるところだった
ハ・ワン
ダイヤモンド社
2020-01-16


私が20代、30代の頃は、夜中や明け方まで働き、土日も働くことがフツーだった。一生懸命働いていたと思う。しかし、40歳手前で、そんな生活をパタっとやめた。体力的にも精神的にも限界を超えた。それより、仕事や人生に対する「価値観」が変わった。一生懸命働くことに意味はあるし、努力は裏切らないと今でも思っているが、努力すれば必ず報われるわけではないし、億万長者になったら豊かになれるわけでもなし、欲しいものを手に入れたら満たされるわけでもないと実感したことが大きい。何より幸福感がなかった。幸せじゃなきゃ意味がないのに。

もしそのようなターニングポイントがなかったら、『あやうく一生懸命生きるところだった』かもしれない。

本書は、韓国でベストセラーになった本らしい。タイトルが気に入って購入した。著者も40歳手前で勤めていた会社を退職し一生懸命をやめた方。どこまで本当なのか分からないが、「ごろごろしてはビールを飲むことだけが日課」だという。本書は、そんな著者が、新しい生き方を教えてくれる一冊。自由に生きてる人のようだが、嫌味なところがないどころか、真っ当なことが書かれている。

・・・ここ数年は幸せを感じる瞬間が増えた。状況が好転したからではない。
ありのままの自分から目をそらして苦労し続けることをやめ、今の自分を好きになろう、認めようと決めたからだ
(第4章)

自分が自分の人生を愛さずして、誰が愛してくれるだろうか?(第4章)

これは実体験として、非常に分かる。そのとおりだと思う。

本書にも書かれているが、「人はそれぞれ、その人なりの速度を持っている」(第4章)のに、他人の速度に合わせようとする。だから疲れる。学校の成績、試験の順位、会社内の評価、年収、諸々、なんでも「他人との比較」をして一喜一憂をしている人がいるが、著者はこういう生き方を「最も簡単に、早く、自分を不幸にする方法」だという。「人生の大事な時間を、自分の幸せな理由を探すより、不幸な理由を探すことに費やしているかも」と。

一生懸命働くことを否定するつもりは全くないが、倒れる前に立ち止まって、自分に問うてみた方がいい。「今の延長に最大幸福があるのか?」と。

本書には、他人が”蟹”だとしても、自分が ”カニかまぼこ” でもいいじゃないか、というようなことが書かれている。「カニかまぼこだって栄養価が高くて美味しい」と。この箇所はなんか笑えた。

私も過去は「他人との比較」をして、”たらば蟹” を目指していた。でも、40歳手前で ”カニかまぼこ” の人生もアリや! と思えたらから、人生は変わった。それは同時に、「他人との比較」をやめた時。他人からどう思われようがで放っておけばいい。人生は一度きりで、いつ終わるか分からない。楽しむしかないし、幸せになるしかない。自分を愛すれば人生は変わる。

ちょっとした息抜きにオススメの一冊。

2週間ぶりのジム

tired


コロナウイルス感染者が某スポーツジムに通っていたというニュースを見てからジムに行くことを控えていたが、自宅での自重トレーニングだけでは運動した気になれず、2週間ぶりにジムに行ってきた。ガラガラかと思ったら、意外と混雑していた。しかも、誰もマスクをしていない。今日は、自宅では出来ない高負荷の筋トレを中心に筋肉を酷使し、最後はサウナ。サウナに入ると血液が正常営業循環基準に入ってくる気がする。

いつも行くスタバも混雑していて座れなかった。どこもかしこもガラガラという訳ではなく、人はどこかに流れ、循環している。ホテルはガラガラだけど、キャンプ場は人があふれている。新幹線はガラガラだけど、スタバは人があふれている。社会や消費者の動きを読むことは、株価を読むこと以上に難しい。今日、CNNが、大人の玩具が(日本だけでなく)グローバルでバカ売れしていると真面目に報じていた。売主もビックリだろ。モノもカネもどこかに流れる。これが資本主義であり、グローバリゼーションなのだ。知らんけど。

昨日で2020年の20%が過ぎた。この2週間は劇的だったが、抗っても仕方ないことは抗わない。安倍批判をしたところで何が変わるというのか。それより残り80%を幸せに生きることを考えたい。「流れ」を止めたくない。まずは筋トレを復活して、体脂肪率を元に戻す。全てはそれから。筋トレが最強のソリューションらしいので。




プロフィール
公認会計士 武田雄治


●武田公認会計士事務所 代表

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