公認会計士武田雄治のブログ

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新刊書『「経理」の本分』 在庫状況

新刊書『「経理」の本分』の在庫切れが続いており、ご迷惑をおかけしております。想定外の売れ行きのようです。

現時点での紀伊國屋書店での在庫状況は、以下の通りです。

経理の本文_在庫

(中央経済社twitterより)

只今増刷中で15日(金)出来予定とのこと。もう少々お待ち下さいませm(_ _)m

すべての不調は自分で治せる




amazonの売れ筋ランキングで、ずっとTOP100に入っていたので気になって購入。
刊行から約3週間で4刷、3万部を刷ったらしい(これはすごい!)。

facebookページで25000人以上がフォローしている有名な精神科医らしい。

文章力・論理力が乏しすぎて極めて読みづらい本だが、有益な内容ことが書かれている。
ざくっと要約するとこんな内容。
●現代人は、食べる量の絶対量が足りない「量的栄養失調」ではなく、必要なものが足りない(or 要らないものが多すぎる)「質的栄養失調」

「質的栄養失調」とは、主に「糖質過多」.「タンパク不足

●あらゆる病気の原因は、「糖質過多」「タンパク不足」(+α+ストレス)

●よって、改善策は「糖質カット」+「プロテイン」+「サプリメント

書いてることはこれだけなのだが、精神科に来る患者に栄養指導を行い、「プロテイン」と「サプリメント」の継続的な規定量の摂取を指導することにより、あらゆる慢性疾患が改善されたというから、これはすごいかもしれない。最終章には、その症例集が約60ページにわたって掲載されている。ADHD、アルツハイマー病、過食症、リウマチ、脊髄小脳変性症、アルコール依存症、躁うつ病、社会不安障害、アトピー性皮膚炎、睡眠薬依存症、不整脈、高血圧、白血病……といった症状をもった患者も、栄養指導により「質的栄養失調」を解消し、病気を改善したという事例が盛々に記載されている。

その「プロテイン」+「サプリメント」の内容等についても、細かく記載されている。
ざくっと要約するとこんな内容(一部表現を変えている)。
■プロテイン
・1回20g×1日2回=1日40g摂取
 (1日3回と書いている箇所もある…。どっちやねん…。)
・摂取したタンパク質は数時間で代謝されるため、複数回摂取すること
・ソイプロテインでなく、ホエイプロテインを摂取すること
・乳糖入りのWPCでなく、乳糖除去のWPIプロテインを選択すること
・タンパク質は、1日に体重×1.5g〜2gを摂取すること
 (肉、卵、チーズ、大豆などタンパク質含有量の多いものを食べる)
・プロテイン摂取の効果はP61参照

■サプリメント
・基本4点セット
 「鉄」「ビタミンB」「ビタミンC」「ビタミンE」
・さらに健康維持・病気予防を強化したい人は
 「ビタミンA」「ビタミンD」「セレン」

プロテインもサプリメントも市販のものでOK。
著者が薦める商品・摂取量は、本書に詳述されている。

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ちなみに、私が摂取しているプロテイン、サプリメントは以下の通り。


■サプリメント

ゴールドジムが販売しているWPIのホエイプロテイン。


■サプリメント

ニュースキンが販売しているサプリメント。最近はニュースキン製品がamazonで購入できるのが有り難い。この「ライフパックナノEX」の成分はこちらのニュースキンのサイトの右下の「栄養成分表示」に記載の通り。著者が薦める栄養素は全て含まれている。

この「ライフパックナノEX」以外にも、健康維持・体力維持のため、別途、マカ+シトルリン(ヤクルト)還元型コエンザイムQ10(カネカ)冬虫夏草&霊芝(MODERE)も摂取している。また疲労が溜まらないようにイミダペプチドも。サプリメントだけで月数万円の支出になるが、背に腹は代えられない。3ヶ月継続して摂取すれば身体の変化が実感できる(と思う)。なお、紀州のドンファンも冬虫夏草は欠かさなかったらしい(この本に書いてあった)。

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さて、話を戻すと、プロテインやサプリメントといった人工物を摂取することについては、賛否が分かれている。このような人工物を身体が受け入れることができるのか、内臓への負担が大きいのではないか…という疑問は私も持っている(なので過剰摂取をしないようにしている)。分子生物学者 福岡伸一博士の『新版 動的平衡』(小学館新書)においても、「身体の中の特定のタンパク質を補うために、外部の特定のタンパク質を摂取するというのはまったく無意味な行為」(P81)だと、ハッキリと書かれている。

著者藤川徳美さんは、サプリは「身体に必要な栄養素を抽出したものであり、代謝のために利用するもの、なくてはならないもの」(P29)であり、「人類に益をもたらすものとして最高傑作」(P32)、「人類の英知の結晶」(同)とサプリ大絶賛であるが、私の疑問に答えている箇所はなかった。「人工的なのは薬の方」(P29)であり、薬よりマシだろ…という説明に留まっている。

700万年の人類の長い歴史の中で、このような人工物を摂取し始めたのは数十年前のこと。結論は何十年後かに分かるのだろう。

ということで、ご利用は計画的に。

本書を読んで共感したのは、「医師に病気を治してほしいいと考える患者さんは治らない」(P26)と言い切っているところ。広島で開業している著者のものに、全国から診察を受けたいと問い合わせが殺到しているらしいが、初診受付は中国地方在住の方に限定しているらしい。わざわざ遠方から通わなくても、自分で学んで知識を得れば病気は治せるからだという(だから、本書タイトルの頭に「医師や薬に頼らない!」と付いている)。一般的な医師は栄養のことを知らない、そんな医師につまらない質問をしなくていい、といったことも書かれている(P28)。その通りだと思う。なんだって主体性がなければ変わらない。

知識は、誰にも奪われない最大の財産なり。


▼私のオススメ



「食べない」健康法 (PHP文庫)
石原 結實
PHP研究所
2012-01-07







最近ハマってるもの




ジム通いを始めて27年目になる。

習慣の積み重ねが、目標達成への最短距離。
自称 「習慣プレイボーイ」。

いつも通っているジムが昨日から通常営業を開始したので、「初ジム」に行ってきたが、これまで見たことがない程の来客の多さだった。6台くらいあるベンチプレスが全て埋まっているのを見たのは初めてだ。皆さん、おヒマなのね…。

以前は、筋トレをしたくてジムに行き、「ついでにサウナ」って感じだったが、最近は、サウナに入りたくてジムに行き、「ついでに筋トレ」ということもある。主従逆転? 主客転倒?? なんでもいいけど、なぜかサウナにハマってる。多分、私の行ってるジムで一番サウナを利用している会員だと思う。昨日もサウナ。今日もサウナ。明日もサウナ。

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週に一度は行く大阪の紀伊國屋書店に、『人生を変えるサウナ術 』なる本が平積みされていた。自己啓発書の棚の前に置かれたこの本に、「サウナー」の私も興味は沸かなかった。サウナで1冊の本が書けるの? どーせ中身スカスカでしょ? 「人生を変える○○術」キターー! って、ってな感じで完全にスルーしていた。

が、しかし、何度この本屋に足を運んでも、同じ場所に平積みされている。売れなければ平積みされずに棚に戻されるか、返品されるはずなのに、いつ来ても平積みされている。

えっ!? おもろいのん?

と、「買いたいスイッチ」が入ってしまい、買ってしまった。『人生を変えるサウナ術 』を。

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結論:(人生は変わらないけど)サウナは良いらしい。

サウナに入ると、大量に汗とともに体内の老廃物を吐き出すデトックス効果があるということは私も知っていたが(ちなみに、高温サウナなら10分入っただけで0.3〜0.5kgくらい体重が減る)、本書に書かれている「サウナの効用」をじっくりと読むと、それ以外にも色んな効果があることが分かった。

「フィジカル的効用」(肉体的な効果)として、血行が促進され疲労が回復する、睡眠の質が高まり熟睡できる、免疫力が上がり風邪を引きにくくなる、血管や心臓が鍛えられる……といった健康リスク低減の効果があることが大きい。

「メンタル的効用」(精神面での効果)としては、自律神経が鍛えられメンタルが安定する、マインドフルネス効果が得られる……といった効果がある。

(それ以外にも「ソーシャル的効果」(サウナに入ってる人と仲良くなれる等)も挙げられているが、そこは個人的に興味なし…)

サウナには「入り方」もあり、「サウナ→水風呂→外気浴」を1セットにすることが良いらしい。私の通っているジムには「水風呂」がないため、「水シャワー」で代用しているが、基本的に私もこの流れでやってきた。ただ、本書を読んでの新たな気付きだったのは、サウナ通はこのセットを「何度か繰り返す」らしい。一度冷やした身体で、再び高温サウナに飛び込むのは危険かと思い込んでいたが、「外気浴」をすることにより体表温度も脈拍も平常時近くに戻し、副交感神経優位(リラックスモード)から交感神経優位(通常モード)に自律神経が切り替り、リセットされる(=これを著者は「ととのう」と言っている)。めまいを感じるようなことがなければ「何度か繰り返す」ことも問題ないようだ。

ちなみに、各パートの時間配分は、「サウナ4:水風呂1:外気浴5」くらいであり、外気浴をメインにするのが良いらしい。我慢はせずに、「気持ちいい」という感覚に従うこと。他人と比べて無理して長時間入るのは危険。サウナ内でTVなどを見て時間を忘れてしまうのも危険。

あと、サウナは座る場所が雛壇のような階段状になっていることが多いが、上に行くほど高温で、下に行くほど低温になる。言われてみれば当たり前だが、本書を読むまでそれを意識したことがなかった。熱さに耐えられなければ、下の段に座れば良い。

本書の内容からは反れるが、私はサウナ内では自分の呼吸に全意識を集中させている。肺の中が空っぽになる感覚になるまで長く息を吐き、また長く息を吸い…というのを繰り返しながら呼吸を整えている。医学的に正しいかどうか分からないが、そうすることにより気分が落ち着き、筋トレで高まったテンションを元に戻してくれる。

本書の末尾に、全国のサウナガイドが載っているが、これは有り難かった。大きいサウナが日本全国に幾つもあるもんだ。しかも、私の日常の行動範囲内にも幾つもある。このガイドは、出張の時にも使えそう。

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なお、本書を読み終えてから知ったのだが、『サウナの教科書』というムック本が、Kindkle unlimitedで無料で読める。ムック本なので読みやすい。内容は、上の『人生を変えるサウナ術』と重複する点が多いから、こちらだけでも十分かもしれない。この『サウナの教科書』の末尾にも全国のサウナガイドが載っているが、これも使える。「サウナー」になりたい方は持っておいて損はないと思う(表紙がキモいけど…)。




「アホ」と言われないために…

大前研一 日本の論点2020~21
大前 研一
プレジデント社
2019-11-14



毎年購入する本は、この大前研一さんの『日本の論点』シリーズくらいかな。
雑誌『PRESIDENT』に連載の「日本のカラクリ」の1年間の記事を編集したもの。大前研一さんの大胆不敵な意見・主張・提案に全て同意できる訳ではないが、その洞察力・分析力は勉強になる。本書の冒頭の「巻頭言」(書き下ろし)は、毎年の楽しみでもある。

今回の「巻頭言」は、『「アホ」が支配する世界で私たちはどう生きていけばいいか』という、これまた棘のあるタイトル。「アホ」とは(もちろん)英米日のリーダーを指している。安倍氏を「アホ」だとは思わないが、21世紀に入ってからの20年間を振り返っての日本国はヤバいと思う。大前氏は、日本を「劣等感の塊」「静かなる死」「課題先進国」「Japan as nothing」…と酷評しているが、これは特段、棘のある表現とは思わない。日本の時価総額トップのトヨタ自動車がグローバルランキングではTOP40にも入っていないことや(P30参照)、日本の人口動態(P129〜参照)を見れば、日本が静かに、確実に、衰えていることは、誰が見ても明らかなことだ。

大前氏は、21世紀に入って20年が経過しても日本の停滞が続いている最大の理由は、「かつての成功の呪縛から抜け出せないことにある」と述べている(P34)。ここでの「成功の呪縛から抜け出せない」というのは、民間レベルの話ではなく、政治レベルでの話を言っている(P38参照)。アメリカでは、テスラのような企業がいきなり時価総額でGMを追い抜くようなことをやっているが、日本では規制に阻まれて公道での自動運転の走行テストもままならない。日本からテスラやGAFAのような新しいプレイヤーが生まれるはずがない。

日本は、逆ピラミッド型の人口構造の少子化・高齢化・人口減少の真っ只中にいる。私は、「老兵」が社会・組織の上層部に居座っている状況が長期間続き、若年層・中年層のテンションが下がっていることも、日本から新しいプレイヤーが生まれない原因であると思っている。かつて私は、「ビットバレー」のど真ん中にいたが、今のインキュベータにはあの頃のような覇気が見えない。

先日、息子(12歳)と2人で外食をした際に、「今後、日本は恐ろしい勢いで人口が減っていく。人口が減るということは、労働力が減り、GDPが減り、国が衰退することになる。国の財政が破綻するかもしれない。自分は今、そういう国にいるということを知っておくべき。だから、今の段階で『将来は○○になる』など決めない方がいい。それよりも、日本以外で生きていくことも視野に入れるべき。自分の身は自分で守るために、幅広い知識を吸収し、語学力を身に付けておいた方がいい」といいようなことを伝えた。多分、理解してくれたと思う。

こういうことは大人も理解すべきと思うが、(大前氏も言うように)日本人は危機感が薄い。ここに、MMT(現代貨幣理論)なんかが祭り上げられ、「いざとなれば際限なく自国通貨を発行できるから、日本がデフォルトになることはない」なんていう人が出てきたが、大前氏は「これはまったくの見当違い」(P72)であり「空論」(P78)だという(詳述は省くが、ここは一読の価値ありか)。大前氏は、2024年に新紙幣に変更するのは、国民の資産(タンス預金)をパクり、さらに、資産課税を導入しようという財務省の思惑ではないか、とも述べている(P56〜)。真意は不明だが、日本にいることのリスクと強い危機感は持っておくべきだと思う。「アホ」と言われないように。

日本の成長のあしかせとなっている深刻な人手不足の特効薬となるのは「戸籍廃止」と「移民受け入れ」だという主張(P128〜)は同意。この主張は、2016年に出版された『低欲望社会』 (小学館新書)でも述べられていたが、改めて同意する。今どき、戸籍制度が残っているのは日本と(日本の統治下にあった)台湾くらいしかない。デンマークには出生証明書に父親の名前を書く欄すらないという。日本は戸籍制度があるために「籍には入れられないから中絶するしかない」というケースが増え、堕胎数が出生数より多いという推計もあるという。だから、世界的にみて婚外子の割合が日本は極端に少ない。さらに離婚した場合に「どちらか一方しか親として認めない」という単独親権の制度が、日本のシングルマザーの貧困率を高めているという問題もある(単独親権は先進国で日本くらい。この問題は橘玲氏のブログでも取り上げられている。)。戸籍制度は出生・離婚の問題以外にもリスクを抱えることになる(これも詳述は省く)。

これ以外にも取り上げたい論点が幾つかあるが、余りにも長文のエントリーはアクセス数が減るので、そろそろ止めておきましょうか。おあとがよろしいようで…。

2020 始動

starbucks

1月2日。スタバなう。

既に正月モードに嫌気が差し、今日から通常モードに切り替えた。
朝から行き着けのスタバの指定席に座る。やっと1年が開始したという活力が湧いてきた。

祝事に水を差すつももりは全くないが、祝日が多いのにはげんなりする。半ば義務的・強制的に怠惰な過ごし方を強要される空気感が苦痛だし、それによって非自発的・従属的に生活習慣が乱されることは苦悶でしかない。心も身体も全く休まらない。

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数年前から、1日の中で「2h仕事、2h読書、2h執筆」を習慣にしてきたが、これに加えて、1日の中に「モレスキンに向き合う時間」(=ノートに向き合う時間)を持つようにしている(秘書が「モレタイム」と名付けてくれたのは有り難いが、MC Hammerのラップが頭をよぎるのを何とかしたい…)。

先日読んだ矢作直樹著『今を楽しむ ―ひとりを自由に生きる59の秘訣 』(ダイヤモンド社)において、ひとりでいる時間は、「自分と向き合う時間」という話が書かれている(P164〜)。その時間は「自己承認という時間」(P165)であり、「自分の中の乱れた心の動きを修復し、それを元に戻す修復の時間」(同)だという内容。これは共感できる。私はそれを「モレタイム」を通して行っている。

凡人は承認・修復・反省・改善なくして成長はできないと思う。年始もしばらく先までアポイントがないので、そういう時間を大切にしたい。






明けましておめでとうございます

the okura


明けましておめでとうございます。

昨年も、1年間を通して、本ブログを多くの方にご覧頂き、感謝申し上げます。

今年も無理のない範囲で、楽しみながら更新していきます。
今年も引き続きご覧頂ければ嬉しく思います。

本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます!

2020年元旦
武田公認会計士事務所 代表
公認会計士 武田雄治


(※ 写真は宿泊したホテルにて)

2019年を振り返る。

備忘的に。

●思えば昨年(2018年)の年末は、大きく感情が揺れていた。ちょうど1年前、「2018年を振り返る」で書いたように、知人に信じられない嘘を付かれたことが尾を引いていたのもある。経理代行会社を新設分割・移転するにあたり、引継ぎやら何やらに半年くらい忙殺されたのもある(社員に退職してもらうという業務は二度としたくないから、人を雇うビジネスは絶対にやるまいと改めて自分に言い聞かせた)。それ以外にもおかしなことが続いた。色んなことに疲れきって、顔面から笑顔が消えていたと思う。幸せとは、「笑い転げること」と定義している私にとって、昨年(2018年)は幸せとは言えなかったかもしれない。昨年末(2018/12/30)にぷらっと入ったラーメン屋の壁紙に『一笑賢命』と書かれていたコトバを次の年(2019年)の自分への課題にしようとノートに書き留めたくらいだ。一生笑って賢く生きる。いいコトバだと思った。

●では、今年1年『一笑賢命』だったのかといえば、そうでもない。人生は思い通りにならないことばかり。ストレスに晒されることが多かった。「いったい、これは何の試練なんだ…?」と絶望することもあった。どれだけ一人で飲んだだろうか。どれだけ現実から逃げただろうか。「起こることは全て正しい」と誰かが言ったが、そうであるならば、このストレスにどういう「意味付け」をしたらいいのだろうか。「デブとストレスは万病のもと」だと言ってる私が、ヤケ食い(ヤケ飲み)し、ストレスを溜め、コントロールを失ったこともあった。体脂肪率が7%から10%に増えた。いつ大病を患ってもおかしくない、とマジで思った。友から「ちょっと周りに振り回されてるんちゃう? 追い詰められる前に周りとの境界線どっかで引いた方がいいと思うで」(原文ママ)と助言をもらう。これは救われた。「周りとの境界線」を引き始めた。

●年末(先週)にビジネスパートナーと食事した際に、「今年は沢山笑ったねぇ」と言ってくれた。「えっ、そうだったっけ?」と思ったが、この一言は、今年言われて一番嬉しかったコトバかもしれない。思い返せば、確かに、腹を抱えて笑ったこともあった。
 人生いろいろ。つらいことも、悲しいこともあったが、そればかりではない。楽しいことも多かった。忙中閑あり、苦中楽あり、死中活あり。

●プライベート面では、出会いと別れが多い一年だった。新たな出会いも多かったが、懐かしい再会も多かった。数え上げたらキリがない。ひょんなことから、大学1年生の時に付き合っていた2つ年下の女性とも二十数年ぶりに再会した。1mmも変わったところが見当たらないほどに昔のままだった。
 彼女に「あなたは大学生になった時から、将来は公認会計士になると言ってたわよ」と言われた。全く記憶にない。私が公認会計士を志したのは、周囲が就職活動を始めた大学3年生の終わり頃だと思っていた。就職活動に乗り遅れたから、消去法的に公認会計士を志し、大学4年から大原簿記専門学校に通い始めたと思っていたし、書籍やインタビュー記事でもそのように書いていたと思うが、「事実誤認」だったようだ。
 歴史というのはいい加減なもんだと思う。世界史すら都合の良いように歪められるのだから、自分史なんて簡単に歪められる。私は以前「人生はフィクションだ」と書いたことがあるが、一言付け加えるならば、「人生は都合が良いように編集されたフィクションだ」。記憶の断片をたどって、自分が自分らしくあるために、都合の良いストーリーを編んでいく。「想い出」とは縫い物のようなものかもしれない。そう考えると、これからの人生だって、都合が良いように編んでいけばいい。『マチネの終わりに』に書かれていた、「未来は常に過去を変えているんです」というコトバを思い出した。人生は都合が良いように編集していけばいいのだ。

●ちなみに、上で書いた、私に信じられない嘘を付いた知人にも1年ぶりに再会することができた。何があったのか事実を聞くことはできた。その事実も、都合が良いように編集されたものかもしれないが、私が納得できるものだったからそれでいい。謝罪も受けた。人生いろいろだ。お互い深く傷付いた。お陰でお互い哲学者に近づいた。
 怒りというのは、相手に対する期待があるから起こる。相手に期待してなければ、怒りが生じることはない。サマセット・モームの本「これまで見た中で、首尾一貫とした人は誰一人としていなかった」というようなことが書かれていたが、これは至言であると思う。人徳があり深みがあり濁った所が見えない人間でも、浮遊物であり沈殿物でありミジンコである。「完全なる善」の体現者なんてこの世にいない。完璧に道徳的な人間もこの世にはいない。誰しも過ちを犯す。私はこれを「浮遊物理論」と名付けている。倫理に反する言動を肯定する訳ではないが、人は過ちを犯しながら、傷つき、傷つけながら生きていくものだ。

●仕事面では、新刊書「『経理』の本文」を年内に上梓できたことが最大の成果か。売れすぎて、増刷・流通が追い付かないということを初めて経験した。毎日のように感想のメールやSNSへの投稿がある。経理部全員分を購入してくれた上場企業の経理部長もいた。出版記念セミナーには全国から多くの方がご来場頂き、サイン会には長蛇の列が出来た。三浦瑠麗さんのサイン会に行った時のような、有名人にでもなったような、妙な気分だったが、この時ばかりは『一笑賢命』にサインをし、限られた時間であったが、ご来場者とお話しをさせて頂いた。楽しい1日として記憶に残った。

●仕事の話を続けると、以前「第10期の決算日を迎えて」というエントリーで書いた通り、今期(2019年度)、過去最高売上、過去最高利益を更新したが、独立15年、法人化10年の年ということもあり「ひとつの区切り」にしたい。長期契約をしているクライアントもあるし、社外役員もやってるので、完全に休養する訳にはいかないが、来年度から売上を求めることはやめる。少し休みたい。ビジネスパートナーから、「毎年、年末になると『来年は休みたい』と言ってますよ」と言われたが、来年こそ休む。
 「休むのは老後でいいじゃないか」「働けるうちに働けよ」といわれることもある。肉体的な問題ではなく、精神的な問題なのだ。はっきり言う。私とクライアントとの良好な関係を、クライアントの監査法人に潰されることに嫌気が差した。ただそれだけ。今年に限ったことではない。独立してから15年間、ずーーっと監査法人に潰されてきた。同じ業界の人間として許せない。徳の欠片もないことを平然としているから、業界全体に不信感や懐疑心が消えんのだ。監査法人と対峙するような仕事はまっぴらごめんだ。クライアントの期待を超え、クライアントの経理部を変え、それを通して社会に足跡を残したいという志が消えることはないから、これからもクライアントから要望があればそれには応えていきたいが、倫理観の欠如したミジンコ未満の人たちと関わるようなことは私の生き方に反する。これからはブラック・ジャックのように生きていく。「私が武田だ」という生き方を貫いていく。

●最後に。今年、十数年ぶりに上田紀行著『生きる意味』を読み返した。この中で、今は「モノの時代」ではないし、数字や効率性を追い求める時代でもない、「人生の質」(Quality Of Life)を追い求めるべきである、というようなことが書かれていた。寿命を伸ばすために延命措置を取りながらベッドでの生活を何年も送るより、寿命が短くても健康でQualityが高い生き方をする方が良いじゃないか、という内容は、私にとってパラダイムシフトだった。何のために数字を追い求めているのだろうか。それよりも、愛のままにわがままに生きていくべきじゃないだろうか。2020年は、そういう年にしていきたい。

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独り言はこれくらいにしておきます。

今年はこのB面ブログのアクセス数が増えました。
「いつもブログを見てますよ」と声をかけてくれる人は以前から多かったのですが、「B面ブログを見てます」「B面ブログの方が好きです」と言ってくれる人が増えてきました。私の暇つぶしに貴重な時間を割いて頂き、本当にありがとうございます。アクセス数が増えることは、気持ち悪くもありますが(笑)、嬉しく思っております。本年もこんなB面ブログをご覧頂き感謝申し上げます。

来年もすべての皆様が笑顔の1年となりますように。
皆様に心からの感謝を込めて、今年最後の投稿とさせて頂きます。
それでは、また明日 (^^)

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●今年行って良かったホテル:
 The Okura Tokyo
 シェラトン都ホテル東京
 シェラトン グランド ダナン リゾート
 The St. Regis Osaka
 The St. Regis Bangkok
●今年行って良かった飲食店:
 東京帝国ホテル「ラ・セゾン」
 丸の内「イル ギオットーネ」
 銀座「FALO」
 三越前「ラ・ボンヌターブ」
 内神田「利三郎」
 赤坂「金舌」
 バンコク「SanehJaan」
●今年行って良かった観光地
 ホイアン(ベトナム)
 姫路城
 名古屋城
 八芳園
 

1年の締めくくり

the okura

本当ならば今頃、シンガポールのロバートソンキーの近くのホテルのプールサイドで、タイガービールを飲みながらぼんやりと読書をしている予定だった。以前から年末年始はロバートソンキーと決めていた。シンガポールで一番好きな場所。こういう楽しい場所が日本には見当たらない。

が、色々あって、直前にキャンセル。年末年始の予定がぽっかり空いた。

ヒマなので3日連続でジムに行ったが、4日連続で行く気にはなれず、東京へ。ビジネスパートナーと忘年会。1年間の各人の労をねぎらう。1年を振り返ると色々なことがあった。それについては別の機会に書くとする。

自分自身にも労をねぎらいたかった。今年の最後の東京の夜は、4年ぶりにリニュアルオープンした The Okura Tokyo (オークラ東京)に初めて宿泊した。雑誌の記事などで噂には聞いていたが、これはあらゆる面で想像を遥かに超えていた。旧本館ロビーを再現した新しいロビー(上の写真)から溜息の連続だった。



the okura

Heritage Wingの部屋も美しいのひとこと。水回り以外はすべて木。日本の美を追求した空間。細部に至るまで非の打ち所が一切にない。こういう部屋は外国人にも好評だと思う。部屋の中でも溜息が出た。



the okura

朝食はコンシェルジュの薦めでエッグベネディクト。相当美味しかった。


これまで多くのホテルに泊まってきたが、(外資ではない)日本のホテルではトップレベルだと思う。1年の締めくくりに、生涯忘れぬだろう良い想い出が出来た。

一切なりゆき




2019年に一番売れた本(日販より)。

樹木希林さんの生前の残されたインタビュー記事や活字を集めたもの。

本書のタイトルは、樹木希林さんが生前、色紙に書いていたコトバ、
『私の役者魂はね 一切なりゆき』
から選んだらしい。

この一言で、この方の生き様が分かるし、本書を読んでも「一切なりゆき」の人生を歩んでこられたんだということが伝わってくる。

だから、全身がんになった後でも、楽しむのではなくて、面白がることよ。楽しむというのは客観的でしょう。中に入って面白がるの。面白がらなきゃ、やってけないもの、この世の中。」(P64)というコトバが(おそらく自然と)出てきたんだろう。

「面白がらなきゃ、やってけない」、たしかに、その通りだ。

「人は誰でもいろんな形で背負っているものがあると思うけど、それだけが人生のすべてじゃないものね」(P182)。だからこそ、「おごらず、他人と比べず、面白がって、平気に生きればいい」(P199)。けれど、「人はみな、どんな人生を送ろうとも、最後には『やがて哀しき』に終着するのです」(P68)。

他にも、一言ひとことが共感する(だから、大ベストセラーになったんだろな)。

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以前は、年末になると、自分の人生の「中長期計画」(5カ年計画)を立て、そこから逆算して「短期計画」(1年計画)に落とし込み・・・ってなことをやっていたが、昨年末からそれをやめた。高い目標を掲げることが出来なくなったから。

今の延長線上で何がしたいかを考えるよりも、今の延長線上にはない想定外の人生を歩みたいし、そういう人生の方が面白いはず。だから2019年もあと4日となったが、2020年の目標も予定も何もない。ストレスがなければそれで良し。あとは「一切なりゆき」。

これからも、楽しむことに躊躇せず、面白がって生きていこうと思う。

2019年 amazonアソシエイト・プログラムから売れた本

今年1月1日〜本日までに、このブログともう1つのブログから売れたものランキング。


amazon売れたもの


上位25位の中に、私の書籍が5冊。お買い求め頂いた皆様、ありがとうございます!

どなたかは存じ上げませんが、LED電球のまとめ買い、ありがとうございます!
(15位のBRTLX LED電球)




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■税務研究会主催
 1/28(火) 〜1/29(水)東京
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